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基礎用語集【ひ】
|ヒービング(heaving)|
軟弱粘性土質の掘削において、土止め壁の外側の土や水が掘削底にまわり込み、底面からもち上がり、地盤を破壊する現象。
|ビオトープ(biotope)|
生物を意味するbioと場所を意味するtopeを合成した生物の生息及び生育する空間や環境を表すドイツ語圏でよく使われる用語。
英語圏ではハビタット(habitat)という。エコロードや多自然型護岸の事業は、ビオトープの保全や創出といえる。
|干潟(tideland,drybeach)(ひがた)|
砂や泥等により形成される勾配の緩い沿岸地形で、潮汐の干満により干出と水没を繰り返す地形として、一般的には認識されているが、海底勾配や底質中央粒径など定義されているわけではなく、その前面に広がる勾配の緩い浅い海域(浅場)や後背地等の沿岸部を含めた広域でいい、砂浜との違いは、土砂の粒径が小さくかつ、浜勾配が緩やかで生物相が多様であることがいえる。
|引堤(ひきてい)|
河川の流下断面が不足している場合、その流下能力増を図るため、現在の堤防を後方に移動させるような改修の方法をいう。
|避難判断水位(ひなんはんだんすいい)|
市町村長の避難勧告等の発令判断の目安であり、住民の避難判断の参考になる水位。水位情報周知河川においては、いままでの「特別警戒水位」に対応している。
|費用効果分析(ひようこうかぶんせき)|
公的な投資計画において、事業に投じた費用と生じる便益(効果)により投資効果を評価する分析手法。
|比流量(ひりゅうりょう)|
単位:m3/s/km2。流出量を流域面積で除した値。同一水系内の他河川との計画規模バランスを検討する時等に用いる。比流量(m3/s/km2)=流出量(m3/s)/流域面積(km2)