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  • 基礎用語集【た】

    |第一種側帯(だいいっしゅそくたい)|
    旧川の締切箇所、漏水個所その他の安定を図るため必要な箇所に設けるもの。

    第一種側帯(だいいっしゅそくたい)図解

    |ダイオキシン類(dioxin)(ダイオキシンるい)|
    有機塩素化合物のうち、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)をダイオキシン類と呼び、ポリ塩化ビフェニル(PCB)の一種であるコプラナーポリ塩化ビフェニル(Co-PCB)をダイオキシン類似化合物と呼ばれるが、ダイオキシン類対策特別措置法(平成11年7月16日公布、平成12年1月15日施行)においてこれらを総称してダイオキシン類と定義された。
    塩素の付く位置、数により、PCDDで75種類、PCDFで135種類の210種類の異性体がある。このうち毒性があるとされているものは17種類。また、コプラナーPCBのうち毒性があるとされているものは12種類。有機塩素化合物の製造過程や廃棄物の焼却過程等で非意図的に発生する。毒性は極めて強く、サリンの2倍、青酸カリの約1000倍と判っている。動物実験により発ガン性や奇形の発生を促進させる可能性が指摘され、環境ホルモン作用の一部である生殖障害も指摘されている。ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、ダイオキシン類を人が生涯にわたって継続的に摂取したとしても健康に影響を及ぼすおそれのない一日あたり体重1kg当たりの摂取量である耐容1日摂取量(TDI)を4ピコグラム(4pg-TEQ/kg/day)と定めた。ただし、ダイオキシン類の中で最も毒性が強いと言われている2,3,7,8-四塩化ジベンゾパラジオキシンに換算した量(2,3,7,8-TCDD毒性等価量)である。

    |第三種側帯(だいさんしゅそくたい)|
    環境を保全するため特に必要な箇所に設ける。

    |第三セクター(だいさんセクター)|
    政府や自治体(第一セクター)と民間(第二セクター)との共同出資により設置された組織のこと。
    昨今の開発プロジェクトの大規模化、複合化を背景に膨大な資金の調達、公共部門の有する制度的制約を脱した機動性や柔軟な企画力の導入、と言った要請に応えるものとして活用されている。なお、公共部門が第三セクターに出資する方法として、(1)法律の規定により国が直接出資する(2)政府関係機関がその出資能力により出資する(3)地方公共団体が出資する(地方公社とも呼ばれる)の3種がある。略称で「三セク」と呼ぶこともある。

    |大深度地下(だいしんどちか)|
    次の(1)又は(2)のうちいずれか深い方以上の深さの地下をいう。
    (1)地下室の建設のための利用が通常行われていない深さ(地下40m以深)
    (2)建築物の基礎の設置のための利用が通常行われていない深さ(支持地盤面から10m以深)。
    対象地域は、首都圏・近畿圏・中部圏。

    |大深度地下使用法(だいしんどちかしようほう)|
    正式名称は「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」といい、公共の利益となる事業による大深度地下の使用に関し、当該事業の円滑な遂行と大深度地下の適正かつ合理的な利用を図ることを目的とした法律で、平成13年4月1日から施行された。また、同法に基づき平成13年6月5日に首都圏大深度地下使用協議会が発足した。

    |第二種側帯(だいにしゅそくたい)|
    非常用の土砂を備蓄するため特に必要な箇所に設ける。

    |高潮堤(たかしおてい)|
    河口部の高潮を受ける区間に設けられる堤防。

    |高水(たかみず)|
    河道の計画の基準となる洪水流出量を計画高水流量といい、「たかみず」という。基本高水と計画高水がある。

    |縦帯(たておび)|
    護岸のなかで堤防と平行なコンクリート法枠の部分をいう。

    |ダム(dam)|
    通常、ダムと呼ぶ場合、それは総合施設(ダム堤体本体、余水路、副ダム、貯水池、管理施設等)としてのダムを意味する。
    しかし、狭義で、ダムとはダム堤体本体のみをいい、貯水、水位上昇または土砂止め等の目的で築造した河川、谷等を締め切るコンクリート等の工作物をいう(堰堤ともいう)。

    ダム(dam)図解

    |多様性(diversity)(たようせい)|
    環境上では、生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性として使われる。
    生態系の多様性は、様々なタイプの生態系が存在することで、他の2つの多様性のベースとなる。種の多様性は、多くの種が存在することで、環境の変動に対する安定性の確保や遺伝子資源としての重要性が指摘されている。遺伝子の多様性は、同じ種の生物であっても遺伝子レベルでは地域個体差は大きく、遺伝子レベルで様々な変異があることで種の保存性の確保や環境の変動に対する安定性として重要性が指摘されている。

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