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基礎用語集【は】
|(排・取)水門(はい・しゅ すいもん)|
河川堤防を横過して設けられる函架(管架も含む)構造物であり、河川堤防の効用を備えた施設。
河川水の取水、堤内地からの排水を目的とする。
概ね2m以内のもの、一連のもの、円形のものを樋管と呼ぶ場合もあるが、本来樋門と樋管の明確な区分はない。
|排水ポンプ場(はいすいポンプじょう)|
堤防を横断して、内水または河川水をポンプにより排水するための施設。
|背水区間(はいすいくかん)|
下流側水位の上昇の影響を顕著に受けてその上流側の水位が上昇する河川の区域をいう。
|廃川敷地(はいせんしきち)
河川区域の変更または廃止があった場合において、従前の河川区域内の土地(河川管理者以外の者が権限を有する土地を除く)
または当該区域内の河川管理施設であって河川管理施設として管理する必要がなくなったものをいう。
|バック堤(バックてい)|
支川が本川に合流する付近の支川処理方式。
バック堤とは、その合流付近に逆流防止施設を設けない場合、本川の水位が高いと本川の洪水が支川に逆流することとなるので支川を本川堤並みの十分安全な構造とする場合の支川堤。
また、背水堤、逆流堤ともいう。
|パラペット(parapet)|
(1)海岸堤防、河川堤防、防波堤に用いられる堤体上の低い壁を示す名称として使われる。
(2)橋台の上部にあり、橋台背面の土圧のほか、輪荷重または踏みかけ版の影響によって作用する荷重を支える壁。胸壁ともいう。
|氾濫危険情報(はんらんきけんじょうほう)|
氾濫危険水位に到達したときに発表される。いままでの「洪水警報」に対応している。
|氾濫危険水位(はんらんきけんすいい)|
氾濫注意水位を超え、さらに水かさが増し、溢水・氾濫等により重大な災害が起こるおそれがある水位。いままでの「危険水位」に対応している。
|氾濫警戒情報(はんらんけいかいじょうほう)|
避難判断水位に到達したとき、あるいは氾濫危険水位に達すると見込まれるとき、厳重な警戒を促すために発表される。いままでの「洪水警報」に対応している。
|氾濫注意情報(はんらんちゅういじょうほう)|
氾濫注意水位に到達し、さらに水位上昇が見込まれるときに、注意を促すために発表される。いままでの「洪水注意報」に対応している。
|氾濫注意水位(はんらんちゅういすいい)|
この水位を超えると、法崩れ、洗掘、漏水など災害が発生する危険性がある水位。水防機関は出動し、河川の警戒にあたる。いままでの「警戒水位」に対応している。
|氾濫発生情報(はんらんはっせいじょうほう)|
氾濫が発生したときに発表される。いままでの「洪水警報」に対応している。