体験体感「烏川・神流川・鏑川・碓氷川」 -水辺や流域の魅力を大発見!-
上州・群馬の文化と歴史を生んだ4つの「川」
群馬県の地図を見ると、南北に流れる利根川を大動脈として、利根川水系の各河川が葉脈のように県全域に張り巡らされているのがわかる。山々から湧き出た幾筋もの川は豊かな水量と肥沃な土壌とをもたらし、群馬一帯を東国文化の中心地に押し上げる原動力となった。今、群馬県西部エリアや埼玉県北部一帯では、古代の古墳、江戸期に栄えた宿場町跡、富岡製糸場といった歴史文化遺産を数多く見られる。それらが生まれた背景には烏川、神流川、鏑川、碓氷川という4河川が大きく係わっている。川を巡りながら、地域の魅力を探す旅に出てみたい。
水運の大動脈 利根川に注ぐ
4河川が地域にもたらしたものは「水」だけではない。碓氷川、鏑川、神流川を合流した烏川は「坂東太郎」と呼ばれる大河・利根川と合流することで、江戸からの物資や文化を内陸部に運ぶ物流ルートとなり、地域経済を支える一大交通・運輸インフラとなっていった。
協力、画像提供:群馬県、高崎市、藤岡市、富岡市、安中市、上野村、神流町、甘楽町、玉村町、神川町、上里町、国立国会図書館、関東農政局 利根川水系土地改良調査事務所、達磨寺、PIXTA、株式会社原田・ガトーフェスタ ハラダ、鏑川の白鳥を守る会、公益社団法人 高崎青年会議所、独立行政法人 水資源機構 下久保ダム 管理所