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    体験体感 「烏川・神流川・鏑川・碓氷川」 -水辺や流域の魅力を大発見!-

    知っておきたい烏川・神流川・鏑川・碓氷川

    烏川

    烏川

    烏川は利根川水系の一級河川。源を群馬、長野の県境にそびえる鼻曲山(1,654m)に発し、榛名山の西と碓氷丘陵の東の斜面境を東南方向に流れ、平野部に入ってから碓氷川、鏑川、神流川の西毛の三大河川を合わせて利根川に合流している。流域の約80%は山地になっており、上流の榛名地域では河岸段丘を利用した梨と桃の栽培が盛んで果樹園が広がっている。また下流域には地域の拠点となる高崎市街地が広がっている。( 流路延長61.8km・流域面積470㎢)

    烏川の名の由来
    水源の地形が唐臼(中国の臼)に似ており「カラウス川」と呼ばれたとの説、また傷ついた日本武尊を烏が現在の烏川水源に導いて救ったから・・・など、烏川の名の由来には諸説がある。

    碓氷川

    碓氷川

    碓氷川は、烏川の右支流として群馬県と長野県との境に端を発し、国道18号と並行しながら安中市をへて烏川と合流している。 松井田地域周辺では、流域付近の湧水を利用してわさび栽培などが行われている。また、河川の水を使った稲作も盛んだ。

    鏑川

    鏑川

    鏑川は、群馬県と長野県の県境にある内山峠から流れ出し、国道254号と並行して東へ流れ、高崎市南部で烏川に合流する。西牧川(鏑川)と南牧川とが合流する下仁田町では、3段の河岸段丘が発達し、ここでは狭い河岸段丘面と山麓斜面の段々畑を利用してコンニャクが栽培されている。

    神流川

    神流川

    神流川は群馬・長野・埼玉三県の県境となる三国山に源を発し、群馬県南西部の狭隘な地形を縫うように流下している。V字型の谷は急斜面を形成。また平均河床勾配も1/20と利根川上流の支流としては比較的急峻だ。流域には不二洞や、太古の恐竜の足跡の化石、三波石峡などの観光スポットが多数ある。(流路延長87.4km・流域面積407km2)

    神流川の名の由来
    神流川の名は、「神(カム)の川」から転じたとされる。感納川、甘奈とも綴られる。また武蔵20余郡の北の果て「上」の国から流れる川の意からカミノ川といわれた。

    流域の気候・風土・産業

    流域の気候・風土・産業

    群馬県南部は太平洋型気候区に属し、夏は高温多雨、冬には新潟県境や北部の山地を越えて乾いた風(からっ風)が強く吹く。烏川をはじめ利根川水系が多様な水辺環境を形成し、豊富な水にも恵まれている。稲作が盛んな一方で、冬の長い日照時間、からっ風は小麦づくりに適しており、古くから米と麦の二毛作が行われてきた。おっきりこみやまんじゅうなどの小麦を主体とした粉食文化が栄えたのもこうした自然環境によるものだ。また、赤城山や榛名山山麓の日当たりの良い地形を活かした果樹栽培も盛ん。梅やイチゴ、梨、ブルーベリー、ぶどうなど、季節ごとにさまざまな果物を楽しめる。

    4河川の周囲の魅力って?
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