かわづくり
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河川からのお知らせ
体験体感 「烏川・神流川・鏑川・碓氷川」 -水辺や流域の魅力を大発見!-
歴史・文化遺産に触れる、学ぶ
地域の歴史や文化を知るには、博物館や文化遺産を訪れるのが早道。知識と感動の扉が開かれる。
富岡製糸場
日本の近代産業のシンボル
1872(明治5)年、時の明治政府が産業近代化のために設立した模範器械製糸場。明治維新後、日本は近代化を進めるための資金集めとして生糸の輸出を企図。生糸の品質改善や生産向上のため洋式の繰糸器械を備えた官営模範工場を作る必要に迫られ、この結果富岡製糸場が建設された。1987(昭和62)年の操業停止後も建築群は保存され、現在は「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録されている。右の写真は国宝にも指定された「東置繭所」。西洋と日本の建築技術が融合した美しい建物になっている。この他にも、繰糸所(国宝)、コロニアル様式の検査人館など、貴重な建造物を見ることができる。高山社跡
富岡製糸場とともに世界遺産に登録
養蚕の歴史をのぞきみる
養蚕改良の功績者・高山長五郎の生家で、養蚕法「清温育」の研究と社員への指導を行っていた場所です。現在は蚕室(養蚕用家屋)と付属屋が残っており、かつての養蚕文化の面影を見ることができる。「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界遺産に登録されている。上州神流川渡見通し灯籠
英泉の見た神流川渡し
江戸時代の渡し場の名残を今に伝える
神流川の渡しは、江戸時代の中山道・本庄宿と新町宿間にあった渡し場。かつては川越人足がいたが、本庄宿の名主・戸谷半兵衛門が自費により土橋を架け夜道を往来する旅人の道標として「見透かし灯籠」を建立した。灯籠はその後洪水で倒壊したが村人と大光寺の協力により再建(現在は大光寺で見られる)。また現在の神流橋川のたもとには1/2サイズの見透し灯籠(モニュメント)が設置されている。かつての神流川渡しの名残を見ることができる。
渓斎英泉が描いた「本庄宿神流川渡場」にも灯籠が確認できる。群馬県立歴史博物館
群馬の森公園内にある歴史博物館。国宝「綿貫観音山古墳出土品」をはじめ、群馬の歴史について、実物資料を中心に映像・模型などを用いてわかりやすく紹介。企画展やワークショップも開催。
群馬県立近代美術館
緑豊かな群馬の森公園にある美術館。ルノワール、モネ、ピカソなど西洋近代美術から、日本の近現代美術、群馬ゆかりの美術などを収集・展示しているほか、年4回程度の企画展示を開催している。
高崎市歴史民俗資料館
旧群南村役場の建物を利用した民俗資料館。明治から昭和時代初めの生活用品、昔懐かしい学校の教室風景など、日々失われつつある道具や民族資料の収集・保存・展示を行っている。
かみつけの里博物館
榛名山東南麓で出土した5世紀後半から6世紀(古墳時代)の埴輪や当時を再現した模型を展示する考古博物館。1500年前に思いを馳せ、古代人のたくましさや心の豊かさに触れることができる。
玉村町歴史資料館
玉村町文化センター内にあり、玉村町の歴史を考古・歴史資料や映像などで紹介している。特に町内で発掘された古墳出土品はみどころ。季節ごとに企画展や講座なども開催されている。
藤岡歴史館
正式名は埋蔵文化財収蔵庫。市民からの寄贈や発掘調査で出土した埋蔵文化財、重要文化財を保管するなど、祖先の残してくれた貴重な考古遺産を後世に伝える。常設展示室、企画展示室あり。
上里町立郷土資料館
上里町内で発掘された土器や石器を展示。楽器を演奏しながら歌う男性埴輪と、振り付け豊かに踊る3人の女性埴輪は非常に珍しく(男性埴輪は日本で唯一のもの)、ぜひ一度は見ておきたい。
高崎市観音塚考古資料館
国指定重要文化財の「上野国八幡観音塚古墳出土品」の保存と公開を目的として開館。30種300点にのぼる出土品は学術的な価値も高く、古墳時代の高度な技術や繊細な美意識を伝えてくれる。
楽山園
楽山園は、小幡藩二万石の藩邸に付属する群馬県内唯一の大名庭園。織田氏により築庭され、複数の茶屋を設け、「庭園と茶事」を巧みに演出している。自然の山々を借景とした広がりのある空間構成は「庭園美」の極みと言える。
神流町恐竜センター
見て、触れて、体験する恐竜ワンダーランド。館内ではモンゴル恐竜の骨格標本や神流町で発見された恐竜化石の展示、迫力満点のライブシアターで恐竜時代へタイムスリップ。また、化石発掘体験(要予約)、レプリカ作製体験もできる。
夢學館上野村現代美術館
自然豊かな上野村。その清流・神流川のほとりに建つ小さな美術館。李志宏氏の絵画の大作を中心に、すばらしい作品が鑑賞でき、心も体もリフレッシュできる。1階には売店とカフェコーナーがある。