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川の子ども新聞
川の子ども新聞 VOL.5 Q&A
|Q|しつもん??
群馬県の川にどのようなさかながいるか、教えてほしいです。
|A|こたえ
群馬県には63種類ものさかながすんでいる。そのうち、おもなものをあげると、川の上流には、イワナ、ヤマメ、中流や下流では、アユ・ウグイ・コイ・フナなどがいるんだ。
また、湖(みずうみ)や沼(ぬま)では、コイ・ヘラブナ・ワカサギ・マスのなかまなどがいるんだよ。
|Q|しつもん??
群馬県は全国で何番めにダムが多いのですか。
また、いちばん大きいダムはどこにあるのですか。
|A|こたえ
群馬県のダムは53コあるんだ。これは都道府県(とどうふけん)の中で30番めだよ。
群馬県でいちばん大きいダムというと、高さでは、水上町にある奈良俣(ならまた)ダムで158メートルあるんだ。
水をためられる量では、やはり水上町にある矢木沢(やぎさわ)ダムで2億430万立方(りっぽう)メートルにもなるんだ。
これは、東京ドーム160ぱい以上にもなる量なんだ。
|Q|しつもん??
群馬県にはいくつダムがあるの?
|A|こたえ
群馬県のダムは53コあるんだ。都道府県(とどうふけん)の中では30番めなんだよ。
|Q|しつもん??
ダムがいちばんたくさんある県って、どこですか
|A|こたえ
都道府県(とどうふけん)の中でダムがいちばん多いのは北海道なんだ。
ちなみに群馬県のダムの数は53コで、全国で30番めなんだ。
|Q|しつもん??
群馬県内の川に生息(せいそく)しているさかなで、いちばん多い種類はなんですか。
|A|こたえ
川のさかなでいちばん多いのは、「ウグイ」だと思うよ。
ウグイは、川の下流から中・上流まで、生息域(せいそくいき)がひろいからね。
|Q|しつもん??
利根川からサケの稚魚(ちぎょ=こどものさかな)を放流(ほうりゅう)しても、成魚(せいぎょ=おとなのさかな)になって帰ってきますか。
|A|こたえ
利根川では、サケの稚魚の放流を、まいとしおこなっているんだ。
そして、成魚になって、遡上(そじょう=川をさかのぼること)してきているんだ。
ちなみに、千代田町(ちよだまち)にある利根大堰(とねおおぜき)では、平成15年に1500ぴきをこえるサケが遡上していて、その数はまいとしふえているんだよ。
|Q|しつもん??
ダムが長年たつと川底に土砂(どしゃ)がたまって、貯水量(ちょすいりょう)が少なくなってこまらないですか。
|Q|しつもん??
長いあいだにはダムの底に土砂(どしゃ)がたまるのでは…と思いますが、とりのぞくのはどうするのでしょうか。
|A|こたえ
ダムを計画するとき、川を流れてくる土砂(どしゃ)や、上流の山などを調査(ちょうさ)して、どのくらいの土砂が100年でたまるかを計算したうえで、ダムの容量(ようりょう=水をためることができる量)を決めるんだ。
つまり、100年たって、はじめに計画した容量になるわけだ。
そのあとも土砂はたまりつづけるから容量はへるけど、それでもダムとしては使うことができるんだ。
でも、はじめからダムに流れこむ土砂を少なくすれば、それだけダムは長く使えるわけだよね。
そこで、ダムの上流に土砂をためる小さなダムをつくったり、ダムそのものから土砂を下流に流すような工夫をしているところもあるんだ。
|Q|しつもん??
自然のメダカは、なにを食べているのか知りたいです。
|A|こたえ
自然のメダカは、水の中にただよう小さな生きもの(プランクトン)や、川の底をはうイトミミズなどを食べているんだ。石などについた藻(も)も食べるらしいよ。
|Q|しつもん??
川の水がきたなくて、海の水がきれいなのはどうして?
|A|こたえ
川は海とくらべてせまいところを流れていて、とちゅうで、いくつもの川や用水路(ようすいろ)などからよごれが入ってくるんだ。
そのよごれが、川の自浄作用(じじょうさよう=微生物(びせいぶつ)がよごれのもとを食べて、水をきれいにするはたらき)を上回ってしまい、川がよごれてしまうんだ。
それに対して、海は川よりもずっと水の量が多いので、よごれもうすくなってしまうんだ。
また、川と同じように海にも自浄作用があるので、海の水はきれいなんだ。
でも、川にもきれいな川、きたない川があるように、海にもきれいな海、きたない海があるんだ。
|Q|しつもん??
地球には海水はたくさんあるということですが、海水はどうすれば飲めるようになるんですか。
|A|こたえ
そうだね、海水が飲めるようになれば、とてもたすかるね。
海水を「まみず」にするという「海水淡水化(かいすいたんすいか)」は、19世紀(せいき)の後半(こうはん)というから、もう100年以上も前に実用化(じつようか)されているんだ。
「海水淡水化」にはいくつかの方法があるんだ。たとえば、「蒸発法(じょうはつほう)」。
これは、海水をあたためて蒸発させ、そこから出る水蒸気(すいじょうき)をあつめて水をつくるというものだ。
それから、「膜瀘過(まくろか)」といって、目のとてもこまかい膜に海水をとおして瀘過し、まみずにするという方法もあるよ。
これらの装置(そうち)は、いま、船の中や島などで使われているんだ。
|Q|しつもん??
ダムの安全を見守るのは、どこなのですか。
|A|こたえ
ダムの安全は、ダムを管理(かんり)するところが見守っている。
たとえば、群馬県にある国土交通省(こくどこうつうしょう)の3つのダム、藤原(ふじわら)ダム・相俣(あいまた)ダム・薗原(そのはら)ダムであれば、前橋市にある利根川ダム統合管理事務所(とうごうかんりじむしょ)と、それぞれの管理支所(かんりししょ)で、ダムの安全を見守っているんだ。
ちなみに、利根川ダム統合管理事務所と管理支所では、次のような仕事をしているよ。
・ダムや湖(みずうみ)を見回ったりして、
異常(いじょう)がないか確認(かくにん)する
・異常があれば、それをなおすなどする
・なおすのにたくさんおかねがかかるときは、工事をする
・ダムから放流(ほうりゅう=ダムから下流へ水を流すこと)するのに、
下流の川の近くの家などがだいじょうぶか、川の中に人がいないかどうか確認する
・放流するのに、機械(きかい)の操作(そうさ)をする
・ダムにかんする問い合わせや要望(ようぼう)をきいたり、それにこたえたりする
・雨や水位(すいい=水面の高さ)、水質(すいしつ)などを
測定(そくてい)したり、監視(かんし)したりする
|Q|しつもん??
よごれた川をきれいにするには、おとなや子どもはなにをすればよいのですか。
|A|こたえ
川もそうだけど、道やあき地など、どこもゴミが多いことに気づくよね。
やはり、みんなのように、ゴミをすててはダメなんだという気持ちを、ひとりひとりがもってくれれば、ゴミはだんだんなくなるんじゃないかな。
|Q|しつもん??
いまでも川でおよぐことができますか?
|A|こたえ
水がきれいなところであれば、どこでもおよげると思うよ。
でも、水の深さ、流れのはやさなどが安全なところをえらんでね。
それから、かならず、おとなの人といっしょにおよいでね。
|Q|しつもん??
どんなさかなや鳥が、どこにいるのですか。
|A|こたえ
さかなについては、
川の上流には、イワナ、ヤマメ、中流や下流では、アユ・ウグイ・コイ・フナなどがいるよ。
また、湖(みずうみ)や沼(ぬま)では、コイ・ヘラブナ・ワカサギ・マスのなかまなどがいるよ。
鳥については、水べであれば、カワセミ、ヤマセミ、オオヨシキリ、カイツブリ、白鳥のなかま、サギのなかま、カモのなかまなど、いろんな鳥がいるよ。
山であれば、ウソ、ウグイス、キジ、ヤマドリ、モズ、タカのなかま、ワシのなかまなど、人のすむ近くには、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、オナガ、カラスなどがいるよ。
これらの鳥は移動(いどう)することもあるので、たとえば、水べにすむ鳥が山や人のすむ近くで見られる、ということもあるよ。
|Q|しつもん??
はやくふる雪(12月ころ)と、おそくふる雪(2、3月ころ)では、なぜ、雪の水分の量がちがうのですか。
|A|こたえ
たしかに、12月ころの冬のはじめにふる雪は「さらさら」していて、3月ころの春さきにふる雪は「べたべた」しているよね。
これは、雪がふるときの外気温(がいきおん)のちがいによるものなんだ。
12月から1月ころは、シベリアに強い寒気(かんき)があって、そこからマイナス40度などの寒気が流れこんできて、太平洋側(たいへいようがわ)に低気圧(ていきあつ)があると雪がふり、温度が低い雪になるんだ。
2月から3月ころは、シベリアの寒気もだいぶ弱まってきて、太平洋側を低気圧がとおったときに雪がふり、温度が高い雪になるんだ。
|Q|しつもん??
水質(すいしつ)がきたないとわかった川については、今後どのようにしていくのか教えてください。
|A|こたえ
川の水質が悪くなった地域では、家や工場から出る排水(はいすい=使ったあとに流される水)がそのまま川に入らないように下水道整備(げすいどうせいび)を進めたり、川をきれいにする工事をしたりしているんだ。