植物プランクトンは、水中から二酸化炭素や窒素・リンを吸収し、光合成を行って増殖します。これらプランクトンは、水中を漂って生活しますが、ガス泡をつくるなどして、体を浮かす工夫をしているものもあります。種類としては、ラン藻類、ケイ藻類、緑藻類等が挙げられますが、動物プランクトンにとって利用価値が高いのが、ケイ藻類です。一方ラン藻類は、水中に酸素を供給するという意味において、その適度な存在は湖にとって非常に重要なものとなります。霞ヶ浦では、ラン藻類のオシラトリアとフォルミデュウムが一年を通 してかなりの数みることができます。