霞ヶ浦の紹介
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自然百科事典
植物プランクトン
植物プランクトン(春に見られるもの)
ヒメマルケイソウ/コアミケイソウ科(Cyclotella)
霞ヶ浦に出現するヒメマルケイソウには、C.meneghiniana 、C.stelligera、C.kuetzingiana等数種類あります。これらは年間を通して見られますが、特に春及び冬に多く出現します。細胞は円盤状で、盤面表面の周辺部に放射状の線紋があります。細胞の直系は、5~30μm。
ハリケイソウ/オビケイソウ科(Synedra rumpenns)
河川等の付着生物として普通に見られる植物プランクトンです。霞ヶ浦では、湖岸の付着生物として、冬期(1~3月)にはプランクトンとして出現します。特に、高崎沖等西浦に多く現れます。細胞は、針状で、両端や中央部が膨れ出ています。細胞の長さは、25~70μm。幅2~3μm。
コナヒゲムシ/コナヒゲムシ科(Chlamydomonas sp.)
種類が極めて多く、一般に、有機物の多い富栄養化した水域を好みます。霞ヶ浦では、ほぼ一年中現れますが、冬~初夏にかけてもっとも多く見られます。細胞は球形、あるいは楕円形で、2本の鞭毛によって水中を泳ぎ回ります。細胞の直径は、10~30マイクロメートル。