営繕
世界遺産を支える日本初の免震レトロフィット
「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産の一つとして、世界遺産一覧表に記載された国立西洋美術館は、1996年から1998年に日本で初めて免震レトロフィットの改修がなされた建築物です。
文化的価値を持つ建築物を保存活用するには、「真実性(オーセンティシティ)」を保持することが重要です。そこで、文化的価値と耐震安全性とを両立する方法として、日本初の「免震レトロフィット」構法を採用しました。
免震レトロフィットは「ル・コルビュジエの想い」とともに世界遺産「国立西洋美術館」を支えているのです。
東京都台東区上野公園7-7
設 計:関東地方建設局営繕部
前川建築設計事務所
監 理:関東地方建設局営繕部営繕監督室
前川建築設計事務所
施工(建築工事):清水建設
竣工年月:平成10年3月
構造規模:鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て
敷地面積:9,287m2 建築面積:1,587m2 延べ面積:3,995m2
設 計:基本設計:ル・コルビュジェ
実施設計:前川 國男 坂倉 準三 吉阪 隆正
施 工(建築工事):清水建設
竣 工 年:昭和34年