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道路景観形成事例

小樽臨港線

事業主体: 北海道・小樽市 路線名: 主要道道17号小樽港線

位置図

(出典:国土地理院発行2万5千分の1地形図)

整備概要

歴史的景観に優れたシンボルロードの整備。

路面を低くした石畳の散策路及びポケットギャラリーを整備して、水辺に親しむ空間を創出。石積護岸、ブロンズ製高欄、錨をデザインしたベンチ、明治期と同様のガス燈を整備することにより、ノスタルジックな雰囲気を演出。

整備内容
  • 重要眺望地点を設定し、海や港への眺望を保全。
  • 水辺に親しむことができる空間にするため、路面を低くした石畳の散策路及びポケットギャラリーを整備。
  • 石積護岸、ブロンズ製高欄、錨をデザインしたベンチ、明治期と同様のガス燈を整備するとともに、夜間、歴史的建造物をライトアップする(ロマネスク・イルミネーション事業)ことにより、ノスタルジックな雰囲気を演出。
整備前 臨港道路整備前の小樽運河(提供:小樽市)

 

大正時代に建設された小樽運河は港湾荷役において重要な役割を担っていたが、戦後、必要性が低下。
一方で、付近の国道における交通渋滞が悪化し、交通容量の拡大が課題となった。
また、運河はヘドロとメタンガスの悪臭がひどく、大きな問題。

整備後 臨港道路整備後の小樽運河

倉庫群の保存や石畳の散策路、ガス燈、ブロンズ製高欄等の整備により、港町の雰囲気を創出することで、ノスタルジックな魅力ある空間を形成し、観光化。
平成8年に「建設大臣賞 都市景観大賞」を受賞。

整備上の工夫

  • 倉庫と水面の連続的な景観を保存することによって、運河と倉庫群が機能していたかつての姿をできるだけ保存した。
歴史的景観を保全した小樽運(提供:小樽市)
運河部分の計画断面の変遷

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