道路景観形成事例
位置図

(出典:国土地理院発行2万5千分の1地形図)
整備概要
沿道の借り上げによる眺望景観の保全。
沿道に自生する白樺やカラマツを活かし、開田村全域にわたる自然と調和した景観づくりを推進。広告看板等の設置も規制することで、道路と白樺並木、遠景の山とが一体となった眺望景観の保全を図る。
沿道への統一案内看板の設置と
フラワーロード事業による草花の育成 |
整備内容
条例、規制等の制定
その他
- 村内全域で、商業看板や野外広告物を全て禁止(昭和50年代から看板撤去)。観光客などの来訪者に対しては、周辺景観に配慮したデザインの統一案内看板(観光協会内の看板統一委員会で検討)によって行き先案内を行っている。
- 沿道景観整備事業、統一案内看板整備などの行政主導の事業に加え、地域住民によるフラワーロード事業(沿道へのコスモス等の播種)や、沿道草刈り作業などの様々な取り組みにより、開田村全域にわたり自然と調和した景観づくりを推進。
- 平成8年以降、別荘地やペンション経営等による転入人口が増加し総人口を維持。村としては、今後も積極的に自然環境の保全や魅力作りを推進。
沿道の維持管理(提供:開田村) |
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沿道に自生していた白樺やカラマツを活用。借地区間の管理は自治体が実施。 |
整備上の工夫
- 村の玄関口に位置する国道361号の新地蔵トンネル西側から、約890mにわたり沿道両側約70mを借地し、乱開発を防ぐと共に白樺景観の保全を図っています。また、広告看板等の設置も規制しました。これらにより、道路と白樺並木、遠景の山とが一体となった眺望景観が保たれています。
国道361号沿道の白樺景観 |
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