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八ッ場ダムの経緯

                                
年月 経緯
昭和22年9月 カスリーン台風関東地方 直撃
カスリーン台風の被害の写真カスリーン台風の被害の写真
カスリーン台風による被害の様子
(出典:「カスリーン台風による利根川大氾濫」)
昭和27年 利根川改修改訂計画の一環として調査着手
■利根川の治水と利水のために
八ッ場ダムは昭和27年、カスリーン台風(昭和22年)による大被害をうけ、利根川上流にダムを築いて洪水調節を行い、下流部の洪水被害の軽減を図るための治水事業の一環として計画されました。また、年々増え続ける首都圏の人口と、それに伴う水の使用量の増大を支えるための水資源開発も大きな目的です。しかし、吾妻川が強酸性の水質だったために中断、昭和38年に上流に、酸性水中和工場がつくられ河川水が利用可能となったため、昭和39年に調査が再開されました。水源地としてダム建設が予定された長野原町、そこには関東の耶馬溪と称される吾妻渓谷「おじぎをしたら頭が山にぶつかる」と言われる急峻な土地に、幾世代にも渡る人々の汗と努力で築かれた山里の穏やかな暮らしがありました。
ダム反対の写真
昭和39年 渇水
給水している写真
貯水池が渇水している写真
自衛隊の応援給水の写真
昭和42年11月 実施計画調査着手
昭和45年4月 建設事業着手
昭和55年11月27日 群馬県は長野原町と同議会に「生活再建案」「生活再建の手引き」を提示
■地元の反発
事前の説明や相談が地元になされることがなかったと反発。先祖の土地・家屋・仕事・地域の絆も生活の基盤すべてが水に沈み、故郷を失う悲しみ。水没後の生活の不安も心に重くのしかかりました。川原湯温泉は800年の歴史を持ち、情緒あふれる町並みと共にその名を知られた名湯です。特に当時は多くの観光客で賑わう最盛期を迎えていたので、17軒の旅館、17の商店、そのすべてが水没することははかりしれない衝撃でした。「沢の水を引いた簡易水道を大切に使って平穏に暮らす山里が、水を大量に使って快適な生活を享受している都会のために、なぜ一方的に犠牲を強いられるのか」
    
昭和61年7月10日 特定多目的ダム法の基本計画告示(事業費(約2,110億円))
昭和62年12月18日 長野原町長と関東地方建設局長は、「八ッ場ダム建設に係る現地調査に関する協定書」締結
平成2年12月26、27日建設省と群馬県は、水没5地区の再建対策計画である地域居住計画を作成し、関係全世帯に配布
■解決の道は遠く。
金銭的補償だけではなく、水没後の暮らしの不安をなくしてくれる生活再建計画、それが地元の望みでした。昭和44年、初のダム説明会が開かれ、生活再建相談所も開設。しかし、地形上の困難から、移転地探しははかどらず、住民の不安に応える生活再建計画を提案するのは難しいことでした。建設省と関係者の事態打開への努力が続く中で、昭和55年、群馬県から水没後の生活の具体的なビジョンを描いた「生活再建計画」が長野原町に出されました。地元の人々の中からも行き詰まった現状を打開しようという声が上がり、新しい町づくり、故郷づくり、ダム開発を地域の振興に役立てる道を求める住民の真剣な討議が始まりました。また、今までの法律ではカバーできない水没関係者の支援のために、昭和48年、「水源地域対策特別措置法」(水特法)が制定され、昭和61年に国の指定ダムとして告示されました。昭和51年、水源地の犠牲に対して、恩恵を受ける下流受益地も相応の負担をする「利根川・荒川・水源地域対策基金」が発足し、八ッ場ダムは昭和62年に基金対象ダムに指定され、ダム事業・水特法事業・基金事業の3事業によって、水没者の生活再建をはかることとなりました。
    
平成4年7月14日 「八ッ場ダム建設事業に係る基本協定書」を締結
協定書等式典の写真
平成6年 渇水
渇水の写真と新聞記事のコラージュ
平成13年6月14日 「利根川水系八ッ場ダム建設事業に伴う補償基準」調印協定書等式典の写真
平成13年9月27日 第1回基本計画変更告示(工期変更(平成12年度→平成22年度))
平成16年9月28日 第2回基本計画変更告示(目的、利水参画量、事業費(約4,600億円)等)
平成18年12月4日 利根川・江戸川有識者会議」(第1回)を開催
(関東地方整備局長が「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(案)」を作成するにあたり、河川法第16条の2第3項の趣旨に基づき学識経験を有する者等の意見を聴く場として設置)
(以降、第2回(平成18年12月18日)、第3回(平成19年2月22日)、第4回(平成20年5月23日)開催)
平成20年9月12日 第3回基本計画変更告示(目的、ダム高、工期変更(平成22年度→平成27年度)等)
平成21年1月9日 八ッ場ダム本体建設工事の入札公告
平成21年9月4日 八ッ場ダム本体建設工事の入札を延期
平成21年9月16日 八ッ場ダムについて中止の方針を表明(前原国土交通大臣)(10月2日 入札中止)
平成23年12月22日 官房長官裁定を踏まえ、八ッ場ダムを「事業継続」するとの対応方針を決定 (前田国土交通大臣)
平成24年9月25日 利根川・江戸川有識者会議」に、利根川の洪水流出に関する分野の学識経験者3名を新たに加え開催(第5回)
(以降、第6回(10月4日)、第7回(10月16日)開催)
平成24年12月26日 八ッ場ダムについて、前田大臣の判断を尊重して、早期完成を目指すとの方針を表明(太田国土交通大臣)
平成25年2月14日 利根川・江戸川有識者会議」(第8回)を開催 (以降、第9回(2月21日)、第10回(3月8日)、第11回(3月18日)開催)
平成25年5月15日 利根川水系利根川・江戸川河川整備計画【大臣管理区間】」の策定・公表
平成25年11月20日 第4回基本計画変更告示(工期変更(平成27年度→平成31年度)等)
平成26年1月8日 八ッ場ダム本体建設工事の入札公告
平成26年8月20日 八ッ場ダム本体建設工事の契約
平成27年1月22日 ダム本体左岸において発破による掘削工事開始
八ッ場ダム初発破の写真
平成27年2月7日 八ッ場ダム本体建設工事起工式
起工式の写真
平成27年4月10日 一級河川利根川水系八ッ場ダム建設工事の事業認定を申請
国土交通省 関東地方整備局 八ッ場ダム工事事務所
〒377-1395 群馬県吾妻郡長野原町大字与喜屋11 電話:0279(82)2311(代表)