荒川を知ろう
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荒川の自然
生き物図鑑
動物
大自然が残る秩父山地には、ニホンツキノワグマやニホンカモシカ(特別天然記念物)をはじめ、サルやイノシシなど多くのほ乳類が生息しています。ノネズミやノウサギ、小鳥、カエル、昆虫なども食べるホンドキツネは、中流部の荒川の河川敷でも暮らしています。ヨシ原が広がる水辺にはホンドイタチもよく現れます。オギ原の中で、オギの葉を球のように丸めて巣をつくるのはホンドカヤネズミです。堤防にあちこち穴を空けて当事務所の職員を困らせているのはモグラ、とにかく大食漢です。
ホンドキツネ
低地の人里を代表する中型の肉食動物です。河川敷ではノウサギやノネズミ、野鳥を餌として狩っています。低地での減少が著しい動物のひとつです。
ホンドタヌキ
キツネとともに人里を代表する中型のほ乳類です。雑食性で、木の実や昆虫類などもよく食べます。毎回同じ場所で糞をする習性があります。
ホンドイタチ
農耕地や水辺でよく見られ、主に魚やネズミなどの小動物や果実を餌にします。
ホンドカヤネズミ
日本で最も小さいほ乳動物のひとつです。河川敷の水辺近くに生えるオギ原やススキ・チガヤ草原に住み、葉を裂いて丸め、球形の巣を造ります。
ヤマカガシ
水田などの水辺で最も出合う機会の多いヘビです。主にカエル類を餌にしています。性質はおとなしいですが、後牙に毒を持っています。