荒川を知ろう
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荒川の自然
生き物図鑑
魚類
山地を流れる上流には、流れが速く澄みきって冷たい水が好きな魚たちがすんでいます。最も上流にすむのはイワナです。ヤマメやカジカの姿も見られます。そこにすむ代表的な魚から、上流はイワナ域とかヤマメ域と言われ、中流はオイカワ域とかウグイ域と言われています。オイカワやウグイは中流の浅瀬に集団で卵を産みます。流れがさらに緩やかになる下流を代表する魚はニゴイやギンブナです。ナマズものんびりと泳いでいます。
オイカワ
泳ぎに適したナイフのようにスマートな体形をしています。浅瀬にすみ、川虫や石に付いた藻などを食べます。
ギンブナ
ずんぐりとした体形で、岸辺のヨシ帯など流れの緩やかな所にすみます。雑食性で川虫や水草などを食べます。
ジュズカケハゼ
河川の中・下流や湖沼等の水底から水の湧出があるような水域にすむ淡水性のハゼ類です。水底の水生昆虫を餌にしています。産卵期には雌に婚姻色が現れます。
ナマズ
湖沼や河川の中・下流域にすみ、小型の魚類やエビ・カニ類、カエル等を餌にしています。夜行性で、春、水田などの浅い水辺で産卵します。
ニッコウイワナ
川の最上流にすみ、川虫や川面に落ちた昆虫を食べます。荒川産は体側の斑紋が赤みを帯びる特徴があります。
メダカ
水田の用水路や小川、旧流路などで見られますが、年々生息地は減少しています。雑食性で春から秋にかけて産卵します。