片品川流域の砂防
片品川流域は、東に奥日光の火山群が連なり、南には赤城山の火山性の地質が広がっており、急峻な地形と脆弱な地質に覆われ、山地の崩壊も進んでいます。
片品川本川沿いには、鎌田、老神などの集落があり、人家も多く、河川沿いの集落を保全するため、床固群が整備されています。
本川に流れ込む支川へは砂防堰堤を設置して、支川からの土砂流出を防いでいます。
この地域は、尾瀬や奥日光への入り口であり、スキー場や温泉などもあって、観光客が多数訪れる地域となっています。砂防施設の整備に際しては、景観やレクリエーション利用に配慮して、周辺の環境整備も併せて行っています。
片品川本川沿いの集落と両岸に迫る急斜面写真で見る片品川流域
コンクリート表面を周りの岩に似せて周囲の景観に配慮した片品上流砂防堰堤(片品村 戸倉)
レクリエーション空間を提供している千鳥床固群(沼田市利根町 平川・千鳥)
片品川の支流の新地川上流第二砂防堰堤では、石積風の表面にして自然景観になじませています。(沼田市利根町 根利)
