霞ヶ浦の紹介
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自然百科事典
底生生物
底生生物(貧毛類)
ユリミミズ/イトミミズ科(Limnodrilus sp.)
全世界に広く分布し、河川、湖沼、水田等の泥底に生息します。霞ヶ浦には、全域、全季節にわたって出現します。この仲間には、数種類ありますが、陰茎鞘が分類の決め手となっているため成熟しないと種名は判別 できません。霞ヶ浦で判別されたのは、Limnodrilus hoffmeisteriです。全体的に赤色ですが、後ろのほうはやや黄色も帯びます。体長は、約100ミリメートルに達し、幅1ミリメートルくらいの糸状の形をしています。
エラミミズ/イトミミズ科(Branchiura sowerbyi)
全世界に広く分布し、河川、湖沼、水田等の泥底に生息します。霞ヶ浦では、全域、全季節に出現しますが、冬に多くなる傾向があります。体色は、淡紅色のものがほとんどですが、淡紫色を帯びたものもあります。体長は、最大150センチメートルに達します。体の後の方の背中、腹側に櫛の歯のように並ぶ鮮紅色のえら突起があるのが特徴です。