霞ヶ浦の紹介
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自然百科事典
底生生物
底生生物(昆虫類)
アカムシユスリカ/ユスリカ科(Spaniotoma akamusi)
幼虫は、水深10メートル程度以下の湖の泥底に生息し、最大2センチメートルに達します。10月から11月にかけて羽化し、卵を産みます。卵から孵った幼虫は、12月から深部に潜りはじめ、1月~9月の間は、30センチメートルぐらいの深さで休眠するようになります。分布は明らかではありませんが、日本以外の記録はありません。霞ヶ浦全域に分布します。
オオユスリカ/ユスリカ科(Chironomus plumosus)
東南アジア以外のユーラシア大陸、北アメリカ、北アフリカに分布します。幼虫は、河川、湖沼の泥底に生息し、霞ヶ浦では、全域、全季節において出現します。幼虫は、鮮紅色で、体長は最大で30ミリメートルに達します。羽化は春から秋にかけて行われ、湖岸にも飛来。成虫は、一対の羽と細長い脚をもち、雄の触覚は羽状になっています。