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関東地方のこれまでの災害

令和元年東日本台風

荒川水系越辺川 氾濫状況

 令和元年10月6日に南鳥島近海で発生し、マリアナ諸島を西に進み、一時大型で猛烈な台風に発達した後、次第に進路を北に変え、日本の南を北上し、10月12日19時前に大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸した。その後、関東地方を通過し、10月13日12時に日本の東で温帯低気圧に変わった。
 台風本体の発達した雨雲や台風周辺の湿った空気の影響で、静岡県や新潟県、関東甲信地方、東北地方を中心に広い範囲で記録的な大雨となり、直轄管理河川の他、中小河川も含め、全国各地で堤防決壊等による洪水・浸水被害や土砂災害が発生するなど、広範囲にわたり甚大な災害となった。

令和元年房総半島台風

 令和元年9月7日から9月8日にかけて小笠原近海から伊豆諸島付近を北上し、9月9日3時前に三浦半島付近を通過して東京湾を進み、5時前に強い勢力で千葉市付近に上陸した。その後、令和元年9月9日朝には茨城県沖に抜け、日本の東海上を北東へ進んだ。
 台風の接近・通過に伴い、伊豆諸島や関東地方南部を中心に猛烈な風、猛烈な雨となった。特に、千葉市で最大風速35.9メートル、最大瞬間風速57.5メートルを観測するなど、多くの地点で観測史上1位の最大風速や最大瞬間風速を観測する記録的な暴風となった。
 台風上陸に伴う大雨・暴風の影響により千葉県をはじめ、大規模な停電が発生するなど、関東南部で記録的な災害となった。

関東・東北豪雨

関東・東北豪雨 撮影日:平成27年9月11日

 平成27年9月9日~10日にかけ、台風17号及び台風から変わった低気圧に向かって南から湿った空気が流れ込んだ影響で、栃木県日光市五十里(いかり)観測所で、観測開始以来最多の24時間雨量551ミリメートルを記録した豪雨となり、鬼怒川においては、堤防が決壊し茨城県常総市に広範囲の浸水被害が発生したなど甚大な災害をもたらした。

東日本大震災

東日本大震災 平成23年3月11日14時53分発表 震度分布図(出典:日本気象協会)

 平成23年3月11日14時46分三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が発生し、北海道から近畿地方にかけて広範囲に及ぶ揺れを引き起こし、最大震度は宮城県栗原市(北部)で震度7を観測し、東北地方から関東地方においては震度6強~5弱を観測する地震となった。
 その後、4月12日までにマグニチュード7.7~6.3もの余震が3回発生。また大津波が発生し、東日本に甚大な被害をもたらした歴史上に残る大災害となった。

茨城県北部地震

日本気象協会ホームページより 日本気象協会ホームページより

 平成28年12月28日 21:38頃、茨城県北部を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生し茨城県高萩市において震度6弱もの揺れを観測した。
 この地震にて、茨城県内で落石や土砂崩れ等により通行止めとなる災害となった。

長野県北部地震

長野県北部地震 日本気象協会ホームページより

 平成26年11月22日 22:00頃、長野県北部を震源とするマグニチュード6.7の地震が発生し、長野県長野市、小谷村、小川村において震度6弱もの揺れを観測した。
 この地震にて、長野県内で土石流や地すべりの発生や路面陥没等により多くの道路が通行止めとなる災害となった。

関東甲信地方における雪害対応

関東甲信地方における雪害対応

 平成26年2月14日~16日にかけて発達した南岸低気圧が関東甲信地方を通過し、記録的な降雪をもたらし、山梨県を中心とした広域な積雪において、多くの立ち往生車両が発生し交通網が通行止となる雪害が発生した。

伊豆大島の土石流災害

伊豆大島の土石流災害 撮影日:平成25年10月17日

 平成25年10月11日に発生した台風26号において、16日明け方に暴風域を伴って関東地方沿岸に接近し、西日本から北日本の広い範囲で暴風・大雨をもたらし、特に東京都大島町においては16日未明から1時間100ミリを超える猛烈な雨が降り続き、24時間降水量が800ミリを超える大雨となったため、14世紀の噴火による溶岩の上に堆積した火山灰を主体とする土層の表層崩壊により、大規模な土石流が発生し多くの家屋が被害に遭う甚大な被害が発生した。

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