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仕組み・効果

荒川第二・三調節池の仕組み

1. 普段の水の流れ

普段の水の流れ 整備前
整備前
 
普段の水の流れ 整備後
整備後
川の流れは整備前と変わりません。
下矢印

2. 洪水初期 (水位上昇時)

洪水初期 (水位上昇時) 整備前
整備前
川の水位が上昇し、徐々に広い河川敷や横堤部分に水がたまっていきます。
洪水初期 (水位上昇時) 整備後
整備後
囲ぎょう堤の整備により、川の水位が越流堤の高さを超えるまでは、調節池の中には、水は流入しません。また、川の部分は整備前と比べて下流に流れる水の量が多くなり、水位が高くなるタイミングが早まります。
下矢印

3. 洪水ピーク時

洪水ピーク時 整備前
整備前
川の水位がさらに上昇し、川全体が水でいっぱいになります。
洪水ピーク時 整備後
整備後
川の水位が越流堤の高さを越えると、調節池の中に流入が始まり、調節池内に水がたまっていきます。これにより、下流に流れる水の量を減らし、水位の上昇を抑え、堤防決壊の危険性を下げます。
下矢印

4. 洪水後(水位低下時)

洪水後(水位低下時) 整備前
整備前
川の水位が低下し、河川敷の水は徐々に川に戻ります。
洪水後(水位低下時) 整備後
整備後
川の水位が下がるのに合わせて排水門を開き、調節池にためた水を川に戻します。

荒川第二・三調節池の効果

令和元年東日本台風の時に、もし、荒川第二・三調節池が完成していたら、岩淵地点(東京都北区)で約30~40㎝水位を下げていたと推定されます。

参考資料

「BIM/CIMで見る 荒川第二・三調節池事業」

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