「国道 246 号伊勢原市善波地区法⾯崩落対策検討委員会」及び「連絡調整会議」
国道 246 号の新善波トンネル(伊勢原市善波地先)の厚⽊側坑⼝付近では、8 ⽉ 30 ⽇(⾦)に⼟砂崩落が発⽣し、通⾏⽌めを実施しています。今回の事象を踏まえ、「国道 246 号伊勢原市善波地区法⾯崩落対策検討委員会」及び「連絡調整会議」を開催いたします。
第1回 「国道 246 号伊勢原市善波地区法⾯崩落対策検討委員会」及び「連絡調整会議」
⼟砂崩落の要因の特定と復旧⼯法の検討について、学識者や有識者から構成される第三者機関より、中⽴性・公平性を踏まえ客観的な⽴場から助⾔頂くことを⽬的として、「国道 246号伊勢原市善波地区法⾯崩落対策検討委員会」を設置することとしました。
つきましては、第 1 回⽬の委員会を以下のとおり開催しますのでお知らせします。
また、上記委員会を開催後 17 時 00 分より関係機関(神奈川県、伊勢原市、秦野市等)との第 1 回連絡調整会議も開催しますので、併せてお知らせします。
■会議の開催について
1.⽇時 令和6年 9 ⽉ 2 ⽇(⽉)
検討委員会 :13 時 00 分~14 時 00 分
連絡調整会議:17 時 00 分~18 時 00 分
2.会場 横浜国道事務所 検討委員会 4階 占⽤調整室 A・B
連絡調整会議 4階 共⽤会議室
3.議事 現地調査状況の報告、今後の応急復旧などの進め⽅ 等
第1回 国道 246 号伊勢原市善波地区法⾯崩落対策検討委員会 開催結果について
本日開催した第1回「国道 246 号伊勢原市善波地区法⾯崩落対策検討委員会」の開催結果についてお知らせします。
・トンネル坑口上に堆積した土砂は、流動化しやすい土質であること。
・斜面にすべり残った土砂が大量に残っており、ひび割れ及び表流水が見られることから、今後、更なる崩壊が発生してもおかしくないこと。
・応急復旧対策として、トンネル坑口上に堆積している土の除去・土のうの設置、道路法面対策として鋼製の仮設防護工、排水対策を実施すること。
・トンネル坑口上での土のうの設置にあたっては、トンネル本体構造の安全を確認すること。
・法面の変位を計測する機器を調査結果に基づき設置し、観測体制を確保すること。
・上記の応急復旧対策および観測体制確保を実施したうえで、交通解放を行うこと。
・引き続き、本復旧に向けた調査設計および施工を行うこと
第2回 国道246 号伊勢原市善波地区法面崩落対策検討委員会
1.日時 令和6年11 月25 日(月) 10 時00 分~11 時00 分
2.会場 横浜国道事務所 4階 占用調整室A(WEB 併用)
3.委員 別紙のとおり
4.議事 法面崩落発生要因、本復旧対策方針 等
第2回 国道246 号伊勢原市善波地区法面崩落対策検討委員会の開催結果について
○発災までの法面点検状況と法面崩落メカニズムについて
・これまでの間、当該法面の調査確認、日常パトロール、発災前の豪雨パトロール時のいずれも、斜面の安定性を損なうような変状は確認されていなかった。
・被災後の調査結果によると、法面崩落の原因は、台風 10 号に伴う前線の影響で、記録的な豪雨により、背後斜面から雨水が土砂中に供給され、地下水位・水圧の上昇が生じ、地盤の抵抗力低下
により発生に至ったものと考えられる。
○本復旧方針について
・法面全体の安定性を高めるために、排水を速やかに行うための水抜きボーリング、グラウンドアンカー等の対策を行う。
〇監視システムについて
・11 月までの降雨では地盤変動は認められなかったが、今後も降雨の際の水位上昇と地盤変動の継続的な監視を行う。