|
 |
神奈川が宿場になったのはいつ頃ですか? |
 |
神奈川宿が正式に東海道の宿場となったのは慶長6年(1601)のことです。
現在、かつて神奈川宿であったあたりは埋め立てられ、昔とは地形も変わっていますが、江戸時代には、海に面して旅籠が立ち並び、景勝地として知られた台町や船着き場がありました。
東京湾に面した神奈川湊は、中世から物資の集散地として繁栄していました。東海道ができてからも、江戸から1日で行ける距離にあったため、海上・陸上交通の要衝であったことが、神奈川の地が宿場として選択された重要な理由の一つであったと考えられます。そのようすは、安藤広重が描いた絵でもよくわかります。そこには東海道を行く旅人と台町の茶屋、そして袖ヶ浦と呼ばれた海が描かれています。
|
図版:東海道五拾参次之内 川崎宿 東京国立博物館蔵 |
 |
|
へ戻る
へ進む
|
|