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神奈川の東海道には、いくつの宿場があったのですか? |
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神奈川県の東海道には9つの宿場がありました。江戸から京都に向かって、川崎宿、神奈川宿、保土ヶ谷宿、戸塚宿、藤沢宿、平塚宿、小田原宿、箱根宿の順です。このうち川崎宿と神奈川宿と保土ヶ谷宿は武蔵国に属し、その他は相模国に属しています。
また藤沢宿と平塚宿の間の茅ヶ崎と、大磯宿と小田原宿の間の二宮、箱根の畑宿などには「間(あい)の宿」がありました。宿と宿の間にある村を「間の村」といいますが、宿場と宿場の間が長いところでは、旅人の休憩を引き受けたり、旅籠などを営業したり、また近在の駄賃馬を雇って荷物の付け送りをする問屋(といや)などができた集落があり、これを「間の宿」といいます。
神奈川の東海道の魅力は、なんといっても変化に富んだ風景にあります。江戸を出発すると、左側に江戸内湾を眺められます。三浦半島によって海は一時視界から消えますが、やがて相模湾が現れ、相模川、酒匂川を横切り、次第に富士山が近づいてきます。小田原からは箱根山中となり、山上には芦ノ湖が、そして眼前に富士山が聳えるといった、変化に富んだ街道でした。
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