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江戸時代の東海道はどこを通っていたのですか? |
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東海道は、江戸・日本橋から京・三条大橋に至る道です。その距離約492kmにもなります。途中、武蔵、相模、伊豆、駿河、遠江、三河、尾張、伊勢、伊賀、近江、山城の国々を通り、53の宿場がありました。
神奈川県内には、そのうち川崎宿、神奈川宿、保土ヶ谷宿、戸塚宿、藤沢宿、平塚宿、大磯宿、小田原宿、箱根宿の9つの宿場がありました。川崎宿から箱根宿までの距離は約80km。その最大の魅力はなんといっても、街道沿いに展開する変化に富んだ風景です。
江戸を出発すると、まず左手に江戸内湾を眺めながら川崎、神奈川と進み、保土ヶ谷、戸塚、藤沢では三浦半島によって海は一時視界から消えますが、やがて平塚、大磯では相模湾が現れ、酒匂川を横切ると、小田原からは箱根山中の上となり、難所ですが山上には芦ノ湖が、そして眼前には富士山が聳えるといった具合です。
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図版:近世の交通図 (『かながわの古道50選』神奈川県刊より作成)
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