ダムの情報
-
下久保ダム
上武国境の美しい山々に囲まれ、三波石渓谷の独特の景観を織り成しています。
下久保ダムは、神流川に位置する重力式コンクリートダムで、昭和36年から下久保ダム工事事務所により建設が始まり、その後、水資源開発公団発足に伴い、昭和37年10月水資源公団下久保ダム建設所に引継がれ、昭和44年に竣工し、水資源公団下久保ダム管理所により管理を開始しました。
※「水資源開発公団」は平成15年10月1日より「独立行政法人 水資源機構」に改組されました。ダムの目的
1)洪水調節
治水容量3,500万m3を利用し、ダム地点の計画高水流量2,000m3/sのうち1,500m3/sの調節を行います。
2)流水の正常な機能の維持
利水容量(洪水期8,500万m3、非洪水期12,000万m3)を利用して、既得用水の安定化及び河川環境の保全等のための流量を確保します。
3)都市用水の供給
利水容量(洪水期8,500万m3、非洪水期12,000万m3)を利用して、東京都の上水道12.6m3/s及び埼玉県の上水道2.3m3/s、工業用水1.1m3/sの合計16.0m3/sの取水を可能にします。
4)発電
最大出力15,000kWの下久保発電所を新設し、発電を行います。また、下久保第二発電所を新設して最大出力270kWの発電を行います。ダムの主な諸元
型式:重力式コンクリート
堤体積:1,193千m3
堤高:129m
堤頂長:605.0m
貯水池名:神流湖
流域面積:322.9km2
湛水面積:約3km2
竣工:昭和44年洪水調節図
容量配分図