国土交通省では、全ての建設生産プロセスでICT等を活用するi-Constructionを推進し、建設現場の生産性を2025年度までに2割向上させることを目指しています。
新型コロナウイルス感染症対策を契機に、これまでの取組を超えて、公共事業について、様々な知見を結集し、ロボット技術等を活用したIot、AIをはじめとする新技術を試行することによって、建設現場の省人化を図るための研究開発について公募を行います。
募集対象者は、民間企業(ベンチャー企業を含む)、大学・研究機関等の他建設業者から広く募集するもので、個社やコンソーシアムによる参加も可能としております。
1.公募対象技術
次の対象技術 I又はIIの技術を公募します。
なお、提案された技術については、現場実証もしくは研究フィールドで試行し、今後建設現場への自律ロボット等の先進技術導入を促進します。
対象技術I :人協働型のロボットによる現場内運搬の省人化技術 (上限10百万円✕2件)
対象技術II:非衛星測位環境下におけるUAV計測及びAPIによる現場計測の省人化技術 (上限30百万円✕2件)
2.公募スケジュール
令和2年8月5日公募開始
令和2年9月4日公募締切
令和2年9月下旬(予定)審査結果公表・通知
建設現場の3密対策と生産性向上を図る革新的技術を選定しました。
国土交通省では、公共土木工事についてロボット技術等の活用により建設現場の省人化を向上するため、建設現場における無人化・省人化技術の開発・導入・活用に関する技術公募を実施し、今般、検証結果を取りまとめましたので公表します。
公募により、ベンチャー企業2者・コンソーシアム2者を選定し、提案された技術は各々で適用される作業現場を想定した試験フィールドにて実証実験により技術検証を行い、従来工法と比較して省人化技術を確認しました。
対象技術1は、『鉄筋上でのレールを使用した重量物の運搬』と『建設現場の不整地での小運搬』を想定しているため、現場条件に合わせ「走行性」「運搬性」の評価項目を個別設定し評価いたしました。
対象技術2は、UAVの自己位置推定技術を用いて3次元計測したデータをクラウド上のソフトを利用し、データ共有、効率化するもので、同様の評価項目で設定し評価いたしました。
1.公募技術
対象技術I:人協働型のロボットによる現場内運搬の省人化技術
対象技術II非衛星測位環境下におけるUAV計測及びAPIによる現場計測の省人化技術
2.公募期間
令和2年8月5日(水)から、同年9月4日(金)
3.技術検証結果
下記のリンク先から、ご覧下さい。
公募結果[PDF:2.8MB]