荒川の姿(すがた)
埼玉県と長野県、山梨県の県境にある甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)からから流れだし、埼玉県の中央部を西から東にぬけ、東京都の東側を流れて東京湾にそそぎこみます。

荒川の長さ
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)にある「一級河川荒川起点の碑(ひ)」から東京湾までその距離は173km。日本の中で15番目の長さです。
荒川の広さ
降った雨や雪が川に流れこむ範囲(はんい)を流域(りゅういき)といいます。荒川水系の流域は約2,940km2で、日本の中で19位の広さです。
そのうち埼玉県内の面積は、約2,550km2で埼玉県の全面積のほぼ3分の2をしめています。
荒川流域の人口
東京都と埼玉県にまたがる流域の人口は930万人で、日本の川の中で3位です。
傾きがきつくて急な川
下図の横から見た荒川の図を見ると、甲武信ヶ岳から寄居まで一気に標高(ひょうこう)が下がってきます。流れが急なことがわかります。

「荒ぶる川」が名前のゆらい
母なる川である荒川は、大雨の後などには、洪水となり、かつてはそのたびに災害をもたらしてきました。その様子を昔の人が「荒ぶる(あばれている)川」といったことから、「荒川」という名前で呼ばれるようになったといわれています。