荒川を知ろう
-
荒川の主な施設
樋管
「樋門と樋管(または圦樋)」の区別は定かではなく、目安として概ね2m以上の高さのものを「樋門」、それ以下を「樋管」と呼んでいます。水門と同様、河川の合流点に設置しますが、水門と大きく異なるのは堤防をくり抜いて造られるということです。また、その構造からも舟運には適しません。
洪水時はゲートを閉めて堤防と同じ働きをし、本川からの逆流を防ぎます。普段は支川の排水と、農業用水などの取水を行うものもあります。飯盛川樋門
水害常襲地帯として知られていた入間川沿いの坂戸市一帯は、入間川、越辺川、小畔川が昭和17年に国の直轄河川に組み込まれ、河川改修が進められていたものの、平成11年8月の大雨により深刻な浸水被害に見舞われました。これを契機に、越辺川から飯盛川への逆流を防止する飯盛川樋門の建設され、平成14(2002)年2月に完成しました。
大谷川樋門
大谷川樋門が平成18(2006)年3月に完成したことにより、平成19年9月台風9号洪水では、越辺川の逆流防止が図られ、浸水被害が軽減しました。
また、平成19年度末に排水機場(坂戸鶴ヶ島下水道組合)が完成したことにより、内水被害の軽減が一層図られます。