荒川を知ろう
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荒川の主な施設
調節池
調節池とは洪水を一時的にためておくことで、下流部へ流れる洪水の量を減らし、安全な流れを保ちます。
荒川第一調節池
荒川第一調節池は、治水を目的にした直轄河川改修事業と、利水を目的にした荒川調節池総合開発事業の共同事業で造られています。このうち荒川調節池総合開発事業は、平成9年3月に貯水池「彩湖」を完成させ、現在は水の統合的な管理の下で都市用水を供給しています。
また、直轄河川改修事業としての荒川第一調節池は平成15年度に完成しました。
計画諸元と計画概要図
【洪水調節のしくみ】
1. 平常時
最下流の調節池排水門は開いており、貯水池「彩湖」の水位調節は、水位調節堰で行います。鴨川の荒川への合流は、昭和水門、さくらそう水門により行います。
2. 荒川洪水初期(または小洪水時)・鴨川洪水時
調節池排水門を閉め、調節池としての容量を確保します。昭和水門、さくらそう水門はサクラソウ自生地の冠水頻度を変えないために、洪水初期または小洪水時には開かれています。
3. 荒川洪水中期(または中洪水時)
調節池排水門に加えて、昭和水門、さくらそう水門も閉められ、鴨川の排水はポンプ排水となります。
上流の越流堤より流入が始まり、洪水調節が開始されます。4. 荒川洪水ピーク時(大洪水時)
上流ブロックに流れ込んだ洪水流は上流ブロックを満たした後、次のブロックの入口である流入堤より貯水池ブロックへ流入し、所定の洪水調節が行われます。
荒川の流量の低減に伴い、調節池排水門を開いて調節池の排水を行います。朝霞調節池
朝霞調節池は新河岸川の総合治水対策の一環として整備しています。
洪水時に越流堤から洪水が調節池に流入し、下流へ流れる量をカットします。