荒川を知ろう
-
荒川の歴史
平成11年
平成11年の洪水
弱い熱帯低気圧、という言葉のイメージから誰もが安心していた8月のお盆の最中の大雨でした。動きの遅い雨雲が関東地方を覆い、荒川流域では13日夜から14日夜にかけて断続的な豪雨に見舞われました。三峰観測所では総雨量497mmを記録し、熊谷水位観測所、治水橋水位観測所では観測開始以来、過去最高となる水位を観測しました。
この洪水ではこれまでの治水施設の効果をみる一方、堤防未整備地区で浸水被害が発生しています。写真手前から入間川,小畔川,越辺川。
ここがポイント
荒川第一調節池による洪水調節
流入堤からの流入状況
荒川第一調節池(当時建設中、貯水池の「彩湖」は平成9年完成)は、貯水池完成後初めて洪水が流入し、最大時で毎秒690立方メートルの洪水調節効果を発揮しました。