荒川を知ろう
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荒川の歴史
昭和57年
昭和57年の洪水
本州を縦断した台風18号の総雨量は、9月10日の降り始めから12日の降り終わりまで、三峰336mm、名栗348mm、川越338mmで、荒川上流域にほぼ平均して降りました。この雨で人口増加の著しい、入間川,新河岸川は大きな被害を受け、特に新河岸川では被害総額211億円にも及ぶ甚大な被害となりました。
この災害で新河岸川は、国の激甚災害対策特別緊急事業の指定を受け、集中的な河川改修工事が実施されました。写真手前から越辺川,小畔川,入間川
ここがポイント
新河岸川では流域の、朝霞市、志木市、富士見市で浸水家屋9,285戸に及ぶ深刻な被害を発生させました。国の激甚災害対策特別緊急事業は、概ね5ヶ年を目途に緊急的な河川改修工事を行うものです。昭和62年に完成した南畑排水機場(富士見市)は、総合治水対策事業の一環として建設したもので、この工事にあわせて、新河岸川放水路とびん沼の改修などが埼玉県によって行われています。