国土交通省 関東地方整備局 荒川上流河川事務所
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荒川を知ろう

  • 荒川の概要

    荒川の土地利用

     【荒川河川敷の約6割は民有地です。】

     荒川水系の清涼な流れと豊かな緑が織りなすオープンスペースは、急激に都市化が進行する首都圏にあって、自然との出会いやレクリエーションの場として大きな期待が寄せられています。  
     すなわち、荒川水系の各河川は、流域の人々の生活と深くかかわり合い、清涼な流れと緑豊かな自然的な空間、広大な調整池を活用したレクリエーション施設等にみられる都市的な河川空間、高規格堤防の整備により創造される安全で潤いのある河川空間、さらに川と海が一体となった水面の利用等、全国的に見ても特徴的な河川であるといえます。  
     荒川上流河川事務所は、荒川の笹目橋(東京都板橋区、埼玉県戸田市、和光市)から花園橋(埼玉県深谷市、寄居町)までの59.4kmの区間と、入間川、越辺川、小畔川及び都幾川の下流部51.8km、その他武蔵水路及びダム区間34.6kmの計145.8kmの区間を管理しています。

     当事務所の管理区間に係る荒川の川幅は平均で約1.5km、最も広い箇所では約2.5kmにも及ぶことから、都市域である河川としては稀有な、非常に広大な河川敷を有しています。  
     その面積は、入間川等の支川も含め土地利用が可能である範囲に限定しても、総計で約5,576ha(埼玉県ときがわ町とほぼ同じ面積)にもなります。  
     特徴的なところは、その内の約60%が民有地(県有地などの公有地を含む)になっていることであり、荒川以外の関東地方の主な一級河川に比べ、非常に突出しています。

     この国有地以外の部分を含めた河川敷地の土地利用状況は、下記図表のとおりであり、荒川本川では昭和30年代より、国有地部分については下流側をゴルフ場、上流側を農耕地がかなりの部分を占める利用形態となっており、国有地以外の部分は農耕地利用を主体として、下流側にグラウンド等が集中する形になっています。

    荒川の土地利用状況 - グラフ
    (単位:ha)
    河川名 面積 民有地
    (公有地を含む)
    国有地 民有地
    荒川 1,784.0 2,995.4 4,779.4 62.7%
    入間川 218.9 118.1 337.0 35%
    越辺川 121.4 112.6 234.0 48.1%
    小畔川 18.4 0.0 18.4 0.0%
    都幾川 44.8 121.3 166.1 73.0%
    高麗川 21.1 20.1 41.2 48.8%
    2,208.6 3,367.5 5,576.1 60.4%
    (H30.4.30現在)

     
    (単位:ha)
    河川名 面積
    国有地 民有地
    田畑採草地 380.92 2,393.54 2,774.46
    ゴルフ場 482.07 112.98 595.05
    運動場 117.77 328.69 446.46
    公園・緑地 234.62 0 234.62
    その他 993.25 532.30 1,525.55
    2,208.63 3,367.51 5,576.14
    (H30.4.30現在)

    (注:「その他」には未利用地含む。)

    高水敷の利用(荒川上流管内)

    道満グリーンパーク(荒川 戸田市) ゴルフ場(荒川 上尾市) 御成橋付近(荒川 鴻巣市)
    荒川総合運動場(荒川 さいたま市)
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