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事業紹介

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    砂防堰堤とは

    たくさんの山の土や砂が水とまじって流れ出す土石流を、防ぐための施設です。砂防堰堤は、川の上流につくられ、下流にすむ人々を守ります。水をためるダムとちがい、川の土や砂を貯めています。土砂を貯めることで、両岸の山すそを固定し、山腹の崩れを押さえることもできます。
    他にも、川底の勾配をゆるやかにすることで、川底が削られていくのを防ぎ、土石流のスピードをゆるめて、破壊力を弱める働きもします。洪水のとき、砂防堰堤に貯まった土砂は、平常時に水の流れによって、徐々に下流に流されていき、次の洪水に備えます。

    砂防堰堤の効果1

    【砂防堰堤の効果1 - 土砂を貯める】
    土石流をとめたり、土や砂を貯めたりします。

    砂防堰堤の効果2

    【砂防堰堤の効果2 - 土砂を調整する】
    貯まった土や砂は少しずつ川へ流します。

    砂防堰堤の効果3

    【砂防堰堤の効果3 - 川底が削られるのを防ぐ】
    川の流れが早いと川底を削るので流れをゆるくします。

    砂防堰堤の効果4

    【砂防堰堤の効果4 - 川岸が削られるのを防ぐ】
    貯まった土や砂で、川岸が崩れるのを防ぎます。

    砂防堰堤の実例を見てみよう

    大事沢第3砂防堰堤

    【大事沢第3砂防堰堤】
    鬼怒川の右支川である大事沢は、日光火山群の女峰山に源を発し、上流域及び中流域に、斜面の崩壊地が数多くあります。近年、台風による豪雨で崩壊がさらに拡大し、渓岸の侵食と合わせて川底に大量の不安定な土砂を抱えています。平成10年の台風時には、上流域で、降雨によって大崩壊が発生し、多量の流木と土砂が流出しました。
    大事沢下流第1砂防堰堤は、流出する土砂の調節と流木による災害を防止するために実施するものです。

    日向砂防堰堤

    【日向砂防堰堤】
    (国土交通省の直轄施設のなかで白岩砂防堰堤、稲又第3砂防堰堤についで3番目に高い日向砂防堰堤)
    稲荷川は、鬼怒川の右支川である大谷川の左岸流域に位置する流域面積12.4平方キロメートル、流路延長9.8キロメートル、平均勾配1/10の日光火山地帯に位置する急流河川です。この稲荷川の上流部で、生産される土砂の流出を調節して、災害を防ぐのが、日向砂防堰堤です。
    日向砂防ダムは、大谷川の合流点より5.2キロメートルの地点に位置し、大正14年(1925年)7月に工事を始め、昭和3年(1928年)8月に、高さ13.6メートルの最初の砂防堰堤が完成しました。その後、昭和27年(1952年)から昭和28(1953年)にかけて6メートルの嵩あげを行い、高さ19.6メートルとしました。
    昭和41年(1966年)9月の台風26号の際に、砂防堰堤の上流域では山腹崩壊が数多く発生し、山の斜面に大量の土砂が堆積しました。出水時には、この土砂が流出する危険性が増したので、より大量の土砂が貯められるように大がかりな2回目の嵩あげの工事が行われ、昭和57年(1982年)完成しました。

    ●高さ:46メートル
    ●長さ:173メートル
    ●コンクリー立積:99,795立方メートル
    ●計画貯砂量:150万立方メートル
    ●水通し天端標高:1,098メートル

    般若沢下流砂防堰堤

    【般若沢下流砂防堰堤】
    大谷川の支川である般若沢は上流部に大崩壊地があり、両岸は急峻な崖を形成しており土砂生産の著しい渓流です。また、既設の砂防施設として砂防堰堤4基、床固4基が設置されていますが、いずれの施設もすでに満砂状態にあり、般若沢下砂防堰堤は上流からの土砂生産の抑制と流出土砂の調節を目的として計画された施設です。
    砂防堰堤の計画にあたっては、本施設が日光国立公園内であり「般若の滝」「方等の滝」と併せていろは坂からの景勝地として注目を集める場所であることから、砂防堰堤の表面に「般若の滝」付近の岩から型どりした擬岩パネルを使用し、周囲の景観との調和を図っています。

    ●高さ:13.5メートル
    ●長さ:62.0メートル
    ●コンクリー立積:5.366立方メートル
    ●計画貯砂量:19,280立方メートル
    ●水通し天端標高:991.8メートル

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