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人力車、大八車などの利用はどうだったか知りたいものです。 (横浜市旭区 67歳 女性) |
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人力車がわが国に始めて登場したのは、明治3年(1870)のことで、東京・京橋の和泉要助が発明し、営業を許可されたのが始まりといわれています。東京と横浜で営業が開始され、翌年には川崎〜藤沢間が開業、明治5年には東京で1万台を超えたいといいますから、急速な勢いで広まったことがわかります。
大八車は、広辞苑によると「(八人分の仕事の代りをする意) 荷物運搬用の大きな二輪車で、二〜三人でひくもの。江戸前期から使用された。」とあるとおり、江戸時代を通して使われていました。また明治以降も長く使われました。今では各地の郷土資料館などに保存されているのを見かけるくらいです。
ご参考までに、明治11年(1878)の神奈川県の「車」の台数は下表の通りです。(資料:「神奈川県史」通史編6)
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乗用車 |
199台 |
荷馬車 |
2173台 |
人力車 |
7085台 |
荷車 |
39098台 |
牛車 |
122台 |
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