国道50号

国道50号は、群馬県前橋市を起点とし茨城県水戸市に至る延長161.5kmの道路です。
首都東京から100km圏にある北関東の主要都市を連絡するとともに、太平洋岸と北関東の内陸部とを結ぶ重要路線として、沿線地域の発展を支えてきました。
昭和39年に直轄区間に指定されましたが、当時の国道50号は幅員が狭く、足利、佐野、小山、結城の市街地を通過することから、沿線各所で著しい交通混雑が発生しており、交通混雑緩和が強く望まれていました。しかし、市街地を通る路線であることから拡幅などの改良が困難であったため、群馬県桐生市から茨城県筑西市に至る大規模なバイパスが計画され、現在の国道50号が整備されました。
宇都宮国道事務所では、群馬県太田市植木野町から茨城県結城市小田林までの延長41.7kmを担当しています。近年の地域開発にともない交通量の増加が著しくなったため、渋滞緩和や利便性向上を目指した整備を進め、平成16年度までに栃木県内の全線を4車線化しました。
また、平成4年度より結城バイパス(結城市小田林~筑西市布川)の事業が常陸工事事務所(現在の常陸河川国道事務所)より当事務所に移管され、令和5年5月27日、結城バイパスの延長2.8km区間の4車線化が完了しました。

事業諸元
路線名称 | 一般国道50号 |
---|---|
担当区間 | 群馬県太田市植木野町~茨城県結城市小田林 |
延長 | 41.7km |
道路規格 | 第3種第1級 |
設計速度 | 80km/h |
