流域情報
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烏川流域
昭和57年(1982)台風10号
大型台風10号の本州横断に伴って、群馬全域で暴風雨が激しく吹き荒れ、土砂崩れなどを引き起こし、多くの死傷者を含む被害となりました。
台風10号は7月24日に日本の南東の海上で発生し、8月1日には紀伊半島の南海上を北上し、2日の0時頃、渥美半島に上陸、その早朝には富山湾から日本海へと移動し、同日15時には温帯低気圧となって東北地方に近づきました。四国・中国地方の東部から東北地方に及ぶ広範囲で大雨、近畿地方から東北地方にかけては暴風となりました。静岡県石廊崎では8月1日に、有義波高10.15mを記録し、観測開始(昭和51年)以来、第1位となりました。被害は近畿・北陸・関東で深刻となり、全国で95人の死者・行方不明者を出しました。群馬県倉渕村の被害状況(現:群馬県高崎市)
台風10号での被害状況
死者 5名 負傷者 52名 行方不明者 1名 家屋全壊 56戸 家屋半壊 219戸 床上浸水 614戸 床下浸水 5,121戸 (群馬県下) 台風の進路と雨量分布