道路
沿道への供給に必要となる電線類は「幹線(電力の場合0.6kVなど)」と「供給線(電力の場合200/100V)」に大別できます。
・幹線は、高圧電線路のため「地中化」または「裏配線」による無電柱化が考えられます。
・供給線は、「個別立上げ」、「裏配線」に加え、軒下を利用して隣接家屋へ供給する「軒下配線」による無電柱化が考えられます。
電力線・通信線の無電柱化の構造
(1)幹線
・完全地中化(地上機器設置)
・道路照明との共用柱を用いた地中化
・裏配線
(2)供給線
・個別立上げ
・裏配線
・軒下配線
(1)高圧開閉器(HS)(現況写真1高圧開閉器)
多回路開閉器:複数の開閉器を集約、高圧ケーブルの分岐も行う機器
気中開閉器:維持管理や事故時に高圧線路の開閉を行う機器
※HSとは、:高圧(High-voltage)の開閉器(Switch)の略。
(2)地上変圧器(PT)(現況写真2柱上変圧器)
高圧を低圧に変換するための機器
※「PT」(パットマウント):「変圧器」の表記で、pad(道路の英俗)に据え付けられた(mounted)という意味に由来。
(3)低圧分岐体(現況写真3低圧ケーブル分岐)
低圧幹線ケーブルを分岐し、需要者に供給するための設備
(4)クロージャ(現況写真4)
通信系の幹線ケーブルを接続・分岐するための装置器
(5)タップオフ(現況写真5)
CATVケーブルの分配器