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    カスリーン台風特集

    第4章 カスリーン台風を契機に〜記憶を風化させないために〜

    カスリーン台風を契機に〜記憶を風化させないために〜

     カスリーン台風による水害を契機に、地域住民をはじめより多くの方に「水防」の重要性を風化させることなく理解を深めてもらうための様々な取組が実施されています。

    (1)利根川水系連合・総合水防演習の開催(例年5月)
     カスリーン台風による未曾有の被害を教訓として、1952年(昭和27年)に決壊口である東村新川通地先(現・加須市)で、「第1回利根川水系連合水防演習」が行われました。これは、カスリーン台風による被害が、東京都や埼玉県をはじめ、群馬県、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県に及んだため1都6県並びに開催市町村の主催により、毎年利根川水系の河川で開催しています。

    第66回利根川水系連合・総合水防演習の様子

    (2)治水の日(9月16日)
     カスリーン台風の甚大な災害の教訓を踏まえ、その記憶を後世に語り継ぐとともに、犠牲者のご冥福を祈り、利根川の治水事業の重要性を広く理解して頂くことを目的として、1992年(平成4年)から利根川の堤防が決壊した9月16日を「治水の日」と定め、以来、毎年「治水の日」式典を開催しています。

    治水の日継承式典の様子

    (3)決潰口跡の碑
     利根川の決壊口周辺は、現在首都圏氾濫区域堤防強化対策による堤防が築かれている。また、堤防天端の一部は、「カスリーン公園」と名付けられた公園となっており、「決潰口跡の碑」等が建てられています。

    【碑の説明】
    ■利根川の治水のために
     カスリン台風に因る異常な降雨を集めた利根川は昭和22年9月15日夜半この堤防を溢流決潰しその濁流は延々と東京都を浸しました。昭和10年と昭和16年にも大出水があり過去の改修工事では、利根川を守りきれない事が明らかになったにも拘らず戦争の噪音にまぎれて治水を怠ったからであります。敗戦後の乏しい国力と変動する社会情勢の下にあって利根川の復舊と増補に苦しんだ我々はこの国土に住む限り治水を疎かにしてはならないことを痛感し沿岸の方々と我々に続く河川工事関係者に不断の努力を切望します。
     昭和25年9月15日

    決潰口の碑

    (4)洪水時の浸水深の表示
     埼玉県加須市、久喜市などカスリーン台風によって浸水したエリアの電柱には当時の浸水深が示されており、その土地の水害リスクを容易に認識できるようになっています。

    浸水深の表示

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