五十里ダム
利根川水系鬼怒川のあけぼの
五十里ダムは、鬼怒川の支川である男鹿川に、昭和31年、当時日本で最も高いダム(112m)として完成しました。洪水による下流河川のはんらんを防ぐための洪水調節、農業用水の供給、発電を目的としてつくられた、重力式コンクリートダムです。

ダム諸元
型式 | 重力式コンクリートダム |
---|---|
地質 | 花崗岩 |
堤高 | 112m |
堤長 | 267m |
堤体積 | 468,000m3 |
位置図

貯水池の諸元
集水面積 | 271.2km2 |
---|---|
湛水面積 | 3.1km2 |
有効貯水量 | 4,600万m3 |
重力式コンクリートダムの特徴

貯水池からの水圧をダムの重さで支えるコンクリートでつくられたダム。岩盤の頑丈な場所であることが重要です。
五十里ダム堰堤改良事業
五十里ダム堰堤改良工事は、鬼怒川の水環境改善を目的に、貯水池内の濁水等の状況に応じて取水する水深を調節できる「選択取水設備」を新設し、50年以上経過し老朽化した「利水放流設備」を更新した事業です。
このほか、栃木県企業局と連携し、ダムから常時放流している放流水を利用した「水力発電所」を新設しました。この水力発電による電力の一部をダム管理用電力として活用し、維持管理費の低減を図るとともに非常時におけるダム管理用電力の確保を強化しました。








