川俣ダム
アーチ式ダムとしての先駆け
川俣ダムは、鬼怒川改修工事の一環として計画され、昭和41年に完成した鬼怒川の最も上流に位置するダムです。洪水による下流河川のはんらんを防ぐための洪水調節、農業用水の供給、発電のためにつくられた、アーチ式コンクリートダムです。
ダムサイトは、瀬戸合峡と呼ばれる奥鬼怒の景勝地であり、新緑・紅葉の季節の景観は素晴らしく、多くの観光客でにぎわっています。

ダム諸元
型式 | アーチ式コンクリートダム |
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地質 | 石英粗面岩質熔結凝灰岩 |
堤高 | 117.0m |
堤長 | 131m |
堤体積 | 167,500m3 |
位置図

貯水池の諸元
集水面積 | 179.4km2 |
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湛水面積 | 2.59km2 |
有効貯水量 | 7,310万m3 |
アーチ式コンクリートダムの特徴

上から見た形がアーチのようなのでこの名前で呼ばれ、水圧の大部分をダムの両側の岩盤で支えています。コンクリートを薄くすることが可能です