鶴見川のすがた
鶴見川は町田市北部に源流を発し、東京都町田市から、神奈川県川崎市麻生区、横浜市青葉区、緑区、都筑区、港北区、川崎市幸区を通り、横浜市鶴見区生麦で東京湾に注ぐ全長42.5kmの一級河川です。支流は、恩田川、鳥山川、早淵川、矢上川が合流して鶴見川水系を構成しています。
流域面積は235km2で、京浜工業地帯の中心部や港北ニュータウン、新横浜、多摩田園都市などの新興都市群を擁します。
流域の形が悪い夢を食べて良い夢を人々に残すとの伝承もある動物のバクに似ていることから「鶴見川流域はバクの形」としても親しまれています。
源流域
鶴見川の源流付近は、貴重な自然環境が残っている地域です。町田市にある鶴見川源流保水の森は、広大な保水域として、中下流の洪水抑制にも寄与しています。
鶴見川源流保水の森
上流域
上流域は多摩丘陵の北部に位置し、都心に近いことから大規模な開発が進行、自然環境がかなり消滅してしまいましたが、良好な田園景観を有する寺家ふるさと村など緑と安らぎの拠点も配置されています。
鶴見川上流流域
中流域
中流域は、下末吉台地と広い沖積低地からなり、新横浜などに代表されるオフィスビルや中高層マンション、工場など市街地が形成され、沿川には農地がわずかに残されています。
新横浜のビル群及び鶴見川多目的遊水地
下流域
下流域には、住宅や事業所、商業施設が密集しており、臨海部の埋め立て地には京浜工業地帯が形成されています。
鶴見川河口部京浜工業地帯