鶴見川流域水マスタープラン(水マス)って?

健全な水循環を創出し、鶴見川流域が抱える課題を総合的に解決するための計画です

鶴見川流域の様々な課題

川の汚れや自然地の減少、防災、流域の人々と川のふれあいの減少といった様々な問題を解決するため、流域全体で取り組んでいくことが重要と考えられるようになりました。

健全な水循環系

なぜ、流域全体で取り組むことが重要なのか?それは、水が流域というまとまりごとに循環しているからです。鶴見川流域に降った雨は、鶴見川に流れこみ、上流から下流へ流れていき、海まで流れつきます。その水は雲となり、雨となって降り注ぎます。この水のサイクルを「水循環」といいます。この水循環系の中で私たちは、いろいろな形で水と向き合い、利用もしています。循環する水が水害や土砂災害を起こさないよう、また、水を使いすぎたり、汚したりして水循環系のバランスを崩すことがないよう、「健全な水循環系」を保つことが重要なのです。

健全な水循環のイメージ

あなたにできる水マス

一人一人が防災・減災に備える

鶴見川流域では、総合治水対策などにより、近年大きな水害については減少していますが、日本各地では、気候変動の影響により頻発化・激甚化した災害によって、甚大な被害が発生しています。
そのため「施設の能力には限界があり、施設では防ぎきれない水害は必ず発生するもの」へと意識を変えて、これまで進めてきた河川改修や治水施設の整備などの対策に加え、私たち自らがリスクを察知し、主体的に避難できるよう備えることが必要です。

1時間降水量50㎜以上の「非常に激しい雨」はここ 30年で約1.4倍に増加しています。

洪水時には家庭の風呂の水などを流さない!
雨水タンクやレインガーデンを設置して雨をためよう!

お風呂や洗濯に使用された水は、下水道を通って川に流れます。大雨によって川が氾濫しそうな時は、お風呂や洗濯の水をできる限り流さないようにしましょう!
雨水タンクやレインガーデンを設置して、大雨時に雨を一時的に貯留・浸透させて、川へ流れる水の量を減らしましょう!

家庭からの油などの排水に気をつけよう!

洗い物の時には、油を流さない、油をふいてから流す、三角コーナーを使うなど、汚れが流れ出ないように気をつけましょう!
家庭からの排水に気をつけることは、川の水質をよくすることにつながります。また、普段から節水の意識を持ち、水を大切に使いましょう!

流域の緑を大切にしよう!
クリーンアップ活動などに参加しよう!

流域に残る緑地や森林を守るボランティア活動に参加しましょう。
河川敷などではマナーを守り、川をきれいにしましょう!
自分で持ち込んだものは持ち帰るように心がけましょう!川をきれいにすることで、川の環境が良くなり、水辺への親しみも増し、川が身近な存在になります。