多摩川
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多摩川の整備
水流実態解明プロジェクト
行動指針/計画のダウンロード
行動指針/計画
多摩川流域・水流実態解明プロジェクトは、「多摩川水系河川整備計画(直轄区間編)」(平成13年3月)の策定を受け、流域自治体、関係機関が一体となって多摩川の有すべき水量とその変動及び水質などについて明らかにするプロジェクトとして6年にわたり実施してきました。
その結果、河川の水量が乏しかったり、瀬切れが生じている区間があることや、湧水量の減少や湧水が枯渇している事例、降雨時の汚濁負荷の発生が著しい小流域の存在、用水路の維持管理が困難となり水量や施設の維持に不具合が生じている事例、森林の荒廃による水流の安定供給や土砂災害の防止に支障が生じている事例など、水流に関わる様々な問題が深く認識されたところです。
このような現状と課題の認識に基づき、『豊かで清らかな水が流れ、多様な生態系を育む、水と緑のネットワーク(回廊)の流域の保全・再生を目指す』ため、「水の流れの保全・水量の確保」、「きれいな水の保全・水質の改善」、「多様な生物を育み、潤いと安らぎを与える水辺空間の保全・再生」、「豊かなきれいな湧水・地下水の保全・再生」、4つの目標の実現に向けたアクションを今後も継続的に実施すべきと考えています。
本行動指針/計画は、このプロジェクトの6年を一つの節目として実態把握の結果について整理を行い、プロジェクトとしての次の展開についてとりまとめたものです。
本行動指針/計画の第1編は、これまでの市民や市民団体、河川管理者、流域自治体等が共に現地を確認してきた成果(水流解明キャラバン)や、河川管理者、流域自治体等で構成する多摩川流域協議会水環境部会における、水流に関する流域の現状や抱える課題、その要因等に関する検討成果など、多摩川流域の水流に関する現時点での知見をとりまとめたものであります。第1編を通じて多摩川の水流の現状に関する認識の共有が図られることを期待しています。
第2編は、水量や水質を中心に、第1編の実態解明で不十分な点や今後の実態変化の把握に関する取り組み、従前より実施されている水流の改善に関する取り組みを、「知る・調べる行動」、「現状を良くする行動」として継続的に実施していくため、指針・計画という形でとりまとめたものです。
本行動指針/計画は、現時点では水流を改善・再生するために十分な計画にまでは至っていませんが、「知る・調べる行動」、「現状を良くする行動」を計画的に持続させることにより、将来的には、本行動指針/計画が水流を改善・再生計画となることを念頭に、市民や市民団体、河川管理者、流域自治体がパートナーシップにより、粘り強く取り組まれることを期待しています。
平成19年3月
多摩川流域協議会ダウンロード
『川の流れ、その由来と行方を知ろう~多摩川流域 水流実態解明プロジェクト 行動指針/計画 ~』
表紙、はじめに、目次[PDF:386KB]
第1編 水流実態解明編
第1章 多摩川流域の概要[PDF:7034KB]
第2章 多摩川流域の水流の現状把握[PDF:6879KB]
第3章 多摩川流域の水流の現状把握のまとめ[PDF:66KB]
第1編 編末[PDF:263KB]
第2編 行動指針/計画編
第4章 多摩川流域の水流の実態解明と改善に向けた行動の目標[PDF:119KB]
第5章 多摩川流域の水流の実態解明と改善に向けた行動指針[PDF:260KB]
第6章 多摩川流域の水流の実態解明と改善に向けた行動計画[PDF:1215KB]
第7章 行動計画のレビュー・改訂の方針・計画[PDF:30KB]
巻末資料[PDF:7373KB]
行動指針概要版[PDF:1632KB]