霞ヶ浦の紹介
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自然百科事典
動物プランクトン
動物プランクトン(一年中見られるもの)
カメノコウワムシ/ツボワムシ科(Keratella cochlearis)
全国各地の湖沼、沼地、池でもっとも見うけることができる、プランクトン。霞ヶ浦においても、もっともふつうに見られ、ほぼ年間を通 して出現します。特に、6~7月、11~12月頃に、その出現個体数が多く、湖内の多くの場所で優先種となります。体には、背腹2枚の比較的堅い甲があり、背甲には亀甲模様があるのが特徴です。その模様や、背甲後端の刺の長短等、その形状は環境により変化します。
ニセヒゲナガケンミジンコ/ニセヒゲナガケンミジンコ科(Pseudodiaptomus inpinus)
北海道、本州各地の汽水性の種類。霞ヶ浦では、5~11月頃出現します。神宮橋や麻生沖等、湖からの流出口に近い水域に比較的多くみられる傾向があります。体は、著しく細長く、体色は無色に近い。体長1.5ミリメートル内外。