事務所の取り組み
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利水
潤いのある暮らしを創るための取り組みです。
霞ヶ浦開発事業
北浦穴瀬地区の湖岸堤
(概要)
本事業は、利根川水系における水資源開発基本計画の一環をなすもので、事業の目的は、霞ヶ浦の護岸周囲に堤防を築造し、沿岸部を洪水より防御するための治水事業と、霞ヶ浦を貯水池として利用し、かんがい用水をはじめ、都市用水を開発するための利水事業で、水資源開発公団(現:独立行政法人 水資源機構)を事業主体として実施されました。
治水事業については、建設省の直轄改修事業と整合をとりながら、既設堤防高がY.P.+3.0メートル以下の区間について公団施行として、湖岸堤を含めた諸施設を築造しました。
利水事業については、Y.P.±0.0メートル~Y.P.+1.3メートルまでの水深1.3メートル、その容量2.78億立方メートルを利用し、かんがい用水と都市用水をあわせ、毎秒42.92立方メートルを開発しました。
なお、平成14年10月の霞ヶ浦導水事業の事業計画変更に伴って、本事業の茨城県確保量のうち、工水毎秒1.88立方メートルが上水へ転用されました。霞ヶ浦容量配分図