事務所の取り組み
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環境
霞ヶ浦の景観にあわせた護岸整備の取り組みです。
親水護岸
行方市・親水護岸
大きな地震に備え堤防を強化した際、同時に湖岸環境の回復を図りました。親水性を考えて緩傾斜工法で整備しています。
離岸堤と養浜
空から見た離岸堤
かすみがうら市・離岸堤と養浜
離岸堤は、沖合いに消波構造物を設け、堤防に当たる波を緩和させようとするものです。また、波が弱められることで堤防との間に砂浜が形成されることが期待できます。この砂浜の形成によって、
1: 消波効果が増幅される。
2: 親水性が向上する。
3: 魚類の産卵場所等生態系保全に寄与する。
4: 植生の繁茂により、美しい景観の創出や水質浄化に寄与する。
等多くの副次的効果が期待できます。植生護岸
横利根川(香取市・稲敷市)
横利根川及び鰐川において、河道景観の向上や、魚類等の産卵・生息場所の創出を主な目的とし、護岸前面に植生帯の整備を実施しています。
多自然型護岸
土浦市大岩田のようす
大岩田地区環境湖岸整備模式図
(土浦市大岩田・多自然型護岸)
野鳥や小動物が生活できるように、法面(湖水へ向かう斜面)を長くゆるやかにとって植生を回復させたり、ヨシやヤナギを植栽したりしています。また、波浪対策用にリーフや突堤部をつくったり、大きな石を置いています。これによって、静穏域が生まれ、魚の繁殖が可能になっています。