川について知る
-
川の建物
知っていますか? 川の建造物たちの役割
川にいろいろな表情があるように、川の建造物にもさまざまな形とその役割があります。しかし、川はつながっているもの。その水を安全に流下させるために、それぞれがチームのように連携し、川の安全を保っているのです。
放水路
三郷放水路
各河川の水量を調節するために人工的につくられたのが放水路です。川と川を結び、流量を分配することで洪水や渇水の被害を和らげています。 また、綾瀬川放水路の80%以上を東京外郭環状道路と併用し、土地の有効利用考えています。「人と水と道」が一体となった施設です。
排水機場
三郷排水機場
大雨などで、支流の川が溢れそうになったとき、その水をポンプで江戸川へ排水する役割が排水機場です。
低地の浸水被害を軽減するために、おおいに役立っています。
中でも三郷排水機場や庄和排水機場は国内最大級で、1秒間に200m3もの水を排水することができます。浄化施設
桑袋浄化施設
浄化施設は文字通り水をきれいにするための施設です。
近年の人口増加による水質悪化は深刻な問題となっています。それらを改善するために、自然の浄化作用なども取り入れ、水質の向上を支えています。
その施設は堤防や地中にあるため、目に触れることは少ないですが、みなさんが散歩しているその下で、水質浄化は行われています。水門・閘門
江戸川水閘門
水門
水量・水位の調節することが主な役割です。門を開閉することで、水の流れるコースを変更し、河川の流量を調節しています。
閘門
上の水門の役割と船の航行を助ける役割を兼ね備えたものが水閘門です。 水位の違う河川を航行する際、閘門で水位を調節し、舟を次の河川へと移します。まさに川のエレベーターです。樋管・樋門
首都圏外郭放水路 排水樋管
堤防の下や地中を通り、用水流入や内水排除を行っています。樋門と樋管との区別については明確な区別はありません。
中でも首都圏外郭放水路の樋管は、地下50mのところに内径約10m、延長約1400mもあり、巨大地下河川となっています。