川について知る
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川の建物・排水機場
大雨による浸水被害を防ぐ排水機場
排水機場位置図
排水機場は台風などの大雨のとき、中小河川の洪水をポンプにより江戸川などの大河川へ強制的に排水する目的を持っています。江戸川河川事務所では、7つの排水機場を運営管理していますが、なかでも首都圏外郭放水路、三郷放水路、綾瀬川放水路、坂川放水路に設置された排水機場は国内最大級の規模を誇ります。
三郷放水路 三郷排水機場
中川と江戸川を結ぶ三郷放水路の水を江戸川に排水します。浸水被害の軽減のほか、江戸川の利水安定化、中川下流部の水質浄化などさまざまな役割を担っています。
最大排水量200m3/秒排水機場のゴミ収集
洪水時の川の水には、ごみや流木等が浮いていたり、濁っている水が流れてきます。このため、これらのごみが入らないように、除塵機という目の細かい網のようなものでごみを引っかけ、くわのようなもので地上に上げる自動ごみ取り機が付いています。
これらのごみの中には、パンやアイスなどが入っていた袋、ペットボトルや空き缶、毎日の買物の時にレジで貰う袋など人工のものだけでなく、自然の中から発生した木切れなども入っています。皆さん、川を汚さないために「ゴミのポイ捨ては止めましょう!!」
また、濁っている水の中には、水と一緒に土砂が含まれていて、水路の底に堆積します。この土砂が、大量に溜まるとポンプや計測器に不具合を生じさせるため、定期的に撤去しています。