■トンネル構造 |
東京外かく環状道路(関越道〜東名高速間)は、平成19年4月6日に従来の高架方式から大深度地下を利用した地下方式に、都市計画を変更しました。
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高架構造を大深度地下方式とすることにより、沿線地域の環境に与える影響を最小限に抑えます。 外環を整備する事によって様々な効果が期待できますが、同時に生活環境や自然環境に与える影響を極力抑えることが必要です。
昭和41年の都市計画では、外環は高架構造であり、多数の移転や地域分断が伴うことや、騒音、振動等、沿線の環境への影響等の懸念が問題とされました。このため、平成13年4月には、高架構造を地下構造に変更するたたき台を提示し、沿線の環境への影響を抑えるように検討しました。 |
●昭和41年 都市計画決定(高架方式)
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●平成19年 都市計画変更決定(地下方式)
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東京外かく環状道路(関越〜東名)は、平成27年3月6日に、地中拡幅部について、その構造・範囲を見直すこととし、都市計画を変更しました。
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平成26年6月、有識者等からなる「東京外環トンネル施工等検討委員会」の成果として、「とりまとめ」が公表され、地中拡幅部には、より確実な安全性や健全性の確保が可能な構造として、「円形形状を基本」とし「十分な止水領域を確保」することが提言されました。 事業者は、委員会の「とりまとめ」の提言を踏まえ、地中拡幅部の構造、範囲について見直すこととしました。
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●平成27年 都市計画変更決定(地中拡幅部)
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■大深度地下とシールド工法 |
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大深度地下とは、通常利用されない空間が大深度地下です、外環が計画されている区間では現段階では地下40m以深と考えられます。
地下構造の形状のうち、シールド工法は、地上からの掘削は行わず、地下部でモグラのようなシールドマシンによりトンネルを構築していきます。 シールド工法は、施工時及びトンネル構造の密閉性が高く、地下水への影響が少ない工法です。 現在の計画では、約16mのシールドマシンを使用する計画となっております。 |
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