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川崎から横浜へ

川崎宿 

 川幕府は慶長六年(1601)一月、東海道に駅制を定め諸駅を設置した。ただし川崎宿の起立は元和九年(1623)である。諸駅に遅れて設定されたのは、神奈川・品川両宿の伝馬継立が往復十里(約39km)におよび、伝馬百姓の負担が過重のため、両宿が幕府に請願し、これをうけてその中間に位置する川崎に新駅を設置し、その軽減をはかったことによる。


旅人



 海道の品川宿を通り、和中散(売薬)で名高い谷戸宿立場(旧大森村)を過ぎ、旅人がよく足を休めた梅屋敷を越えると、まもなく多摩川(六郷川)である。




・川崎宿の街道図


川崎から横浜マップ

(注)赤い線が東海道です。赤い点は遺跡・史跡のある所です。厳密には江戸時代のコースと異なる部分があります。



 index各節ごとに遺跡・史跡を説明しています。(各節をクリックしてください)


第1節

①渡船場跡(大師燈籠と明治天皇渡御碑)、②田中本陣跡

第2節

③宗三寺、④高札場、⑤佐藤本陣

第3節

⑥小土呂橋の擬宝珠、⑦上手土居・京口、⑧芭蕉句碑

第4節

⑨熊野神社、⑩一里塚碑




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